みんな寿命を全うしようぜ

みんな寿命を全うしようぜ
西表島で会った昼の蝶

2016年4月29日金曜日

映画「東京裁判」、高崎電気館で上映


     高崎電気館で小林正樹監督作品「東京裁判」を29日、30日の2日間上映している。
    「歴史に立ち向かう4時間37分」のドキュメンタリー映画だが、戦争に向かう日本国内の状況、ナチスドイツの熱狂、日独伊三国同盟への過程から敗戦、「東京裁判」の内幕も描かれている力作。こういう映画観ておいた方がいいと思う人が多いらしく、電気館は満員状態、土田君、浅川熙信僧侶にも会った。
     浅川さんとは、コーヒーでも、ということで「あすなろ」でダベリング。「戦争の実態を知らない若い保守系の議員は怖いねえ、この映画観て歴史を知って欲しい」とは浅川さんの弁。
    堀越啓仁君のできたての名刺を見せ、「午前中、城址公園で会いました」とも。

2016年4月25日月曜日

参院選群馬選挙区、堀越啓仁君を励ます会/玉村

あいさつする角田義一さん
統一戦線は進む
堀越君を取り巻く若者が動き出した
 群馬選挙区から参院戦に野党統一候補として出馬する堀越啓仁君の激励会を地元玉村町で開いた。場所の関係もあり人数制限をかけたつもりだったが、開けてみれば藤岡や太田からも若い人たちが激励に押し寄せた。
 角田義一さんも「地元玉村・下仁田がしっかりせいよ」と選挙戦略まで語り、伊勢崎から来た塚越紀一さん、加賀谷県議、北島市議も全力でたたかうことを表明した。これまでの選挙とは明らかに違う状況が見える。
 大企業、力あるものにしか目を向けられない安倍政治、反対者を権力にまかせて攻撃、メディアにまで圧力を公然とかけ、物言わぬ民をつくりだし、戦争国家に変えようとする安倍政権、アベノミクスはすでに破綻状態、庶民生活はギリギリのところまで追い詰められている。
 対する堀越けいにん、安保法廃止、立憲主義の回復、安倍政権打倒などを明確にかかげ、訴える姿は、いやいや頼もしい若者が登場したと、つくづく思う。バーニー・サンダースの若者版とでも言おうか。
 恐れを知らないこのような動きは、相手陣営には理解できないだろう。保守県群馬での統一候補は全国に波及する。
 堀越君を擁して全力で闘おう。安倍政治の逆風を吹き飛ばす総市民挙げての選挙戦に打って出よう。

2016年4月23日土曜日

第13回追悼集会(記憶、反省、そして友好の碑)

下山弁護士の公園
松代でも歴史改ざんの動きがある
歴史を知るには中帰連の本はお薦め




 今年も朝鮮人・韓国人強制連行犠牲者追悼集会が高崎労使会館で開かれた。本来なら追悼碑のある群馬の森で開きたいところだが、碑の存続を巡り裁判中でもあり、ここでの開催となった。

 明治以降の朝鮮への干渉と植民地支配の歴史のなかで、どれほどの悲惨と困難を朝鮮人民に強制してきたか、加害者が加害の歴史を直視し、謝罪しなくて、未来への友好は育たない。
その碑が群馬の森にある。これは非常に重要なことと考える。
 昨今は「日本にとって不都合な歴史の真実を語ることは許さない。日本人は悪いことはしない民族だ」的な倒錯した気分が社会に醸成されつつある。安倍政権もそれに加担していることは、彼の歴史認識発言からもうかがえるところだ。
 ということで、裁判闘争にも勝ち抜く広範で重層的な大衆的基盤をつくり、全国各地で起きている歴史改ざんの動きに反撃しよう。

「松代大本営の保存をすすめる会」の動きに注目したい。
 松代大本営地下壕は、戦争の国内遺跡としては超一級の史跡と言われている。総延長10㌔余りの地下壕の規模もさることながら、構築の目的、工事内容、政治、軍事上の意味など歴史的意味をもっている。しかもその作業に動員されたのが7000人に及ぶ朝鮮人労働者だった。その実態を解明しようと会は動いている。

そして中国帰還者連絡会、略して中帰連、これは中国大陸で侵した戦犯日本人兵士たちの罪への自覚と謝罪そして二度と侵略戦争はしない、そのために自らの侵した事実を発信し続ける会、もう生きている人はほとんどなく、次の世代が、受け継いで運動を継続している。
 生存していた彼ら自身が言う。「みんなひとりひとりは優しい青年たちだった。しかし集団のなかで上官の命令と暴力による制裁と強制、戦争のなかで鬼に変わってしまった」と。

 大震災などの被災者をみて外国のメデイアは報道する。
「日本人は静かに並び、暴動を起こさない」と。
しかし、その大人しい日本人が戦争の中で「日本鬼子」となって大陸を荒らし回ったことは事実。
 真実の歴史を述べると、「自虐史観」などと言いなし、歴史の偽造、ねつ造をする動きこそ、最も憎むべき動きといえる。
 再び若者を鬼にさせないために、という意味でもこの裁判闘争、必勝。

2016年4月22日金曜日

久しぶりの「手紙」/岡林信康

手紙


岡林信康 作詞/作曲



私の好きな みつるさんが
  おじいさんから お店をもらい
   二人いっしょに 暮らすんだと
うれしそうに 話してたけど
    私といっしょに なるのだったら
       お店をゆずらないと 言われたの
      お店をゆずらないと 言われたの

私は彼の 幸せのため
身を引こうと 思ってます
             二人はいっしょに なれないのなら
死のうとまで 彼は言った
      だからすべて 彼にあげたこと
   くやんではいない 別れても
   くやんではいない 別れても



だけどお父さん お母さん
私は二度と 恋はしない
     部落に生まれた そのことの
 どこが悪い どこがちがう
暗い手紙に なりました
  だけど私は 書きたかった
  だけど私は 書きたかった

     拓郎もいいけど岡林信康もいい。彼の歌を聴きながら青春期      を生きていた。今も感覚は変わらない。還暦を過ぎても理不尽な差別は許さない。

2016年4月18日月曜日

「音楽ドキュメンタリー映画特集」/高崎電気館

      高崎電気館で「音楽ドキュメンタリー映画特集」をしている。たまたま時間の都合がついたので、昨日と今日の午後1時からの作品を見た。
     「キューバップ」はニューヨークに渡ったミュージシャンとキューバに残ったミュージシャンの一回だけのセッションでこれが最高。
     「白夜のタンゴ」は、アルゼンチンのタンゴミュージシャンが、フィンランドこそタンゴの誕生地という主張を確かめるための旅、そこでの出会いを見事に描く。
     他に「ワイルドスタイル」、ミックジャガーらをとりこにしたソウルミュージックの聖地「マッスル・ジョールズ」もある。
     24日まで上映しているのですべて見られそうだ。
    これらの作品は戦争とは反対側に位置する人間賛歌といえる。

2016年4月13日水曜日

一休さんの実像/浅川熙信

お話は浅川熙信さん

 昨日、群馬ロイヤルホテルでの七施精舎主催の定例の講話に初めて行き浅川熙信さんの話を聞いた。
浅川さんとは、何年も前からの知り合いで、さまざまな集会やシネマテークたかさきなどで頻繁に会っていた。
2月にも山口二郎教授の講演会でお会いした。社会派僧侶とでもいえるのだろうか。その会場で今回の一休さんのチラシを頂いての参加となった。
 お題は「一休さんの実像」。
一休さんは「風狂の人」「変わり者」と言われた。他の僧侶とは違う生き方、時勢におもねない、気骨ある精神性が周囲にはそのように映ったのだろう。飲酒や女性との交わり、男色などを否定しなかった。
 破戒僧と言われたのも、逆説的な生き方をし、人が生きることの「真実」とは何かを追求したからに他ならない。
 いつか浅川さんとゆっくり話す機会ができたらと思う。

僧侶といえば、若き天台宗僧侶堀越啓仁、民を救済するため夏の参院選に起つ、相手は中曽根一家、これは一揆だぜ。求む加勢。
堀越啓仁

2016年4月12日火曜日

2016年高崎映画祭終わる

舞台あいさつする大崎章監督と渋川清彦さん
シティーギャラリー前で「バクダン」を食べながら憩う面々
 10日は高崎映画祭最終日、「お盆の弟」、「ひと夏のファンタジア」「新しき民」の3作を観た。
 大崎監督の「お盆の弟」は地元映画でもあり、顔見知りの人がたくさん来ていた。地味ではあるが、自分の限界と格闘しながら、少しでも前にと、もがきながら生きている姿は他人ごとではない。
じーっとくる映画です。
脚本を書いた足立伸さんがブレイクしているらしい。自分で映画を作るとか。また会う機会もあるかと思う。
 「ひと夏のファンタジア」、こういう淡々とした映画もいい。数日の淡い恋、なんてのもいいなあ。しばらくない感覚だ。
「新しき民」は一揆の話。昨今の世情も一揆情勢だぜ。かましたろか。
 目標20作品鑑賞だったが、諸般の事情で14作品に終わった。しかし、この映画祭は、心を豊かにさせてくれる。春が来た。

2016年4月8日金曜日

昨年予定の忘年会が花見会として実現/慶安亭

賑やかな花見会でした。

 昨年の訪朝団を中心にした花見会を新前橋の慶安亭で打ち抜いた。年末は何かと忙しく、日程調整が難しいので、春先にでもと先延ばししてきたものだが、季節は桜満開の花見会となった。
 花見といっても桜を愛でるわけでもなく、キムチと焼肉、ビール、焼酎での下世話な話会といったところだが、傾向が似かよっている面々、普段はそうは飲まない焼酎も進む。
 なんといっても現下の朝鮮情勢には大いに気を揉む。日本では「北朝鮮がまたも挑発」などと繰り返しているが、米韓合同軍事訓練こそ朝鮮を挑発、恫喝するものではないか。
 こういう困難なときこそ、人間同士の交流理解が必要ということで、今後も何か計画しようということになった。
 朝鮮と日本、歴史的に非常に強く深いつながりがあることを知ると、このような無理解の中での対立はご先祖様に申し訳ない限りだ。

2016年4月2日土曜日

戦争法廃止に向け城址公園で集会/伊勢崎ではブルボンヌオネエさんの講演会

高崎城址公園での集会
熱く語るブルボンヌさん

 高崎城址公園での「戦争法廃止、立憲主義回復、安倍政治を許さない集会」が曇り空のなか行われた。
 アベノミクスの破綻も露わになり消費増税もできない状況に追い込まれた安倍政権の取るべき道は総辞職であるはずだが、最後のあがきをしている。主権者の大きな運動でさらに追い詰めよう。
 2時からは伊勢崎市での「LGBTってどんな人たち?」と題してのブルボンヌさんの講演があった。加賀谷富士子県議企画だが、どれだけの人が来てくれるかわからない、とのことでとにかく足を運んだ。
 入ってみれば会場は満席、補助席扱いとなった。見知らぬ人たちがたくさん来ている。
 講演を聞いてみれば、性的少数者の多様性とその生き方を認める社会の必要性、人権とのからみもある実に内容豊かな講演となった。
 強者、多数者による少数者を無視した社会づくりは、やがて社会から活力を奪い社会は衰退する。
 持続する社会は、少数者への理解、差別や偏見を地域社会からなくし、多様性と寛容さある社会にすることで保障される。
そういう社会でこそさまざまな事態に対応できるからだ。