2015年6月29日月曜日

戦後70年の節目・改めて日朝友好を考える

講演する日森議長

〈戦後70年の節目の年・改めて日朝友好を考える〉集会が前橋で開かれた。 
 朝鮮有事をひとつの口実に、戦争法をつくり国家総動員体制を目論む安倍政権のアジア外交、とくに北朝鮮に対する圧力外交は無責任極まる。
 拉致問題解決を最優先とし、脅せば必ず相手は折れるはずだ、との日朝平壌宣言(2002.9)以降の10年だったが事態は1ミリの進展もなかった。
 それはそうだ。北朝鮮は米国と休戦中つまり戦争中ということ。日本のように米国から脅されればすぐ屈服する国とは違う。
 日・米・韓の軍事重圧、経済重圧の中で、苦しみながらも戦い抜いているその悔しさも含めた強さを理解できなければ、対朝鮮外交はできない。
 米国をすら翻弄し辟易とさせるくらいの根性外交を展開する国に仕立てたのはまさに朝鮮半島を巡るこの間の歴史的経緯だ。 
 日朝国交正常化を言うなら、歴史的経緯を知り、それらを包括的に解決するしかない。決して拉致問題だけを解決しようとしても無理なことはこの10年を見ればわかること。
そのことを理解できない議員たちが「拉致議連}をつくり家族会を取り込み、悪影響を及ぼしている。
 被害者と被害者家族の高齢化を本当に心配するなら、日朝関係にある様々な課題を相互の信頼感を醸成しながら、丁寧に解決する態度こそが肝要だろうに、裏腹なことをしているのが時代錯誤の安倍政権。
 しかし、日朝友好を本気で考えている人たちがいる。政治が果たせないことを民衆の交流で実現しようという動きだ。
 群馬でも秋の訪朝団計画が持ち上がった。
秋の朝鮮は旅行するには最高の季節だろう。

2015年6月22日月曜日

「お盆の弟」玉村町試写会

試写会受付の様子
上映後のトークは志尾睦子さんが司会
乾杯の音頭は貫井町長
高崎映画祭の全面協力で試写会は行われた
大崎監督は最後のあいさつ
評判のタマタンソング


 今日入れ替えたパソコンでこぼこぼ打ち込んでいるが、こういう機器には、苦手意識が働いてしまって、前向きに向き合う気持ちになれない。いまさらパソコン、コンピューターに神経を使う気にならないなかで、しかし、この時代、全く使わないわけにもいかず、ぼちぼちやっているというのが実情だ。

 
 高崎映画祭の志尾睦子さんたちの全面協力により上映器材の設置など大変お世話になったおかげもあり、昨日の「お盆の弟」の試写会は大入りだった。
ロケ地を提供した方々の顔もたくさん見えた。この勢いを公開まで続かせたい。

 <兄弟仲良くボチボチと。
仕事は思うようにいかず、家庭では離婚を迫られているタカシの兄は病気治療中、人間社会の勢いある部分ではなく、迷いながらも前に進もうともがく人たちを描いた味わい深い作品となった>

ここで、同僚議員から思わぬ電話が来た。「面白い映画だった。報われない状況を正直に描いてあっていい映画でした」と。

 8月1日からシネマテークたかさきで4週間上映される。



2015年6月19日金曜日

追い詰められた安倍政権を打ち倒そう

安倍こそ戦地へ行け。若者を楯ににするな。
寂聴さんの渾身の怒りを聴け


 戦争を知らず、戦争に決して行くことのない安倍晋三を取り巻く右翼議員連中が戦争法案を推し進めている。
 憲法解釈の変更による集団的自衛権行使容認そのものの違憲性がはっきりする中で、「学者の言うことを聞いていて平和は守れない」(高村副総裁)などとまくし立てる態度はまさにナチスといえよう。
 憲法すら無視する政治は独裁の始まりであり、破滅の始まりだ。
 それに対し、いよいよ多くの人々が動き出した。亀井静香、山﨑拓、武村正義、藤井裕久、もちろん村山富市、河野洋平もそうだ。自民党の古株の人たちもさすがに、安倍の戦争政治には危機感を持ったらしい。
 昨日は国会前に瀬戸内寂聴(93歳)が登場し、「当時、教育でこの戦争は天皇陛下のため、日本の将来のため、東洋平和のため、と教えられたが、戦争に良い戦争はない。すべて人殺しです。」と戦争法案への危機とたたかいへの参加を呼びかけた。  
 日本の良心はまだ健在だ。 全国で反対運動を巻き起こそう。
 戦争を始めようとしている国会を包囲し、徹底抗議しよう。

2015年6月13日土曜日

節目の今年は歴史のターニングポイント

日・朝人民の交流会
好奇心一杯の子どもは見ていてうれしくなる
最後は踊りながらの統一列車


 今年は「戦後70年」、「日韓国交正常化50年」、そして「朝鮮総連結成60年」ということ、まさに歴史の節目の年。
 しかし、お祝い気分どころか、侵略戦争を否定する安倍極右政権のあおりで、近隣国との摩擦が絶えず、自衛隊を世界中に派遣する戦争法案を数の力で押し通そうとするなど、戦争の反省などかけらもない、その反動性に、歴史学者や憲法学者までもが異議を唱える事態になっている。
 「戦争は国会から始まる」などということは絶対許さない全国的規模の反乱がこれから巻き起ころうとしている。
 そんな折り、「朝鮮総連結成60周年」の祝いに参加した。
 戦前、日本による植民地支配のなか、「日本人」として侵略戦争に動員され、敗戦後は手のひらを返したかのように「朝鮮人」として差別されてきた在日朝鮮人の団結体としての朝鮮総連の果たしてきた歴史的役割は非常に大きい。
 日本という国が、平和国家から戦争国家へ変容するターニングポイントとしての今年は、国境を越えた平和を求める人々の連帯行動こそ求められるのではないだろうか。
 熱い夏、熱い一年になりそうだ。

2015年6月6日土曜日

6.6戦争法反対集会/高崎城址公園

「ピンチはチャンス」を歌う南條さん
怒りの角田儀一弁護士
サザンの歌でアピールする堀越君
つぶせ戦争法のデモ

 
 群馬弁護士会主催の「戦争法反対」集会が高崎城址公園で開催された。
 4日、憲法審査特別委員会に参考人として招かれた憲法学者3人が安倍政権の目論む安全保障法について全員「憲法違反」と断定し、政権は泡を食っている。
 まともな憲法学者ならそういう結論になることは決まっている。いよいよ歴史学者や憲法学者が安倍政権の歴史認識や戦争策動に対して異議を言い出した。
 全国の弁護士会も「戦争法反対」で動き出している。
群馬での弁護士会主催の集会・デモは、昨年12月からこれで二度目、市民も合流する状況が生まれている。
 戦後70年の今年が歴史の分岐点となった。戦争国家にさせないための大激突情勢がついに訪れた。だから全国でたたかう活動家に対する不当弾圧が続いているのだ。
 追い詰められているのは、安倍政権だ。弾圧をはね返しながら戦争への道を阻止しよう。

2015年6月1日月曜日

6月6日、戦争法案反対集会/高崎城址公園/群馬弁護士会主催

行動する群馬弁護士会

 国会での戦争法案についての議論が始まったが、政府答弁は同じことを行ったり来たり、ただただ戦争する国に向けて一気に突き進もうとするだけで、その矛盾が吹き出しつつある。
まさに「戦争は国会から始まる」様相だ。
 一方、戦争への道絶対阻止の大きな運動のうねりは全国化していく。
 戦後70年の今年、我々は実に大きな歴史の分岐点に立ち会っている。
 新自由主義を極限的に進め、極端な経済格差と民衆の分断を引き起こし、貧困ゆえの自衛隊への入隊すら現実のものとなりつつある。
 戦争はいつも「平和」の名の下に始まることを銘記しよう。
 「若者に侵略の銃を取らせるな」、「二度と過ちは繰り返さない」との70年前の誓いを思い起こし、戦争阻止、安倍内閣打倒へ躊躇なく進むときが今だ。

 6月6日(土)高崎城址公園で午後1時から戦争法案反対集会が開かれる。 主催は群馬弁護士会。こぞっての参加を。