2021年1月15日金曜日

斎藤幸平著「人新世の資本論」はお薦めの一冊

 



「人新世の資本論」が85000冊を突破し話題を集めている。
著者は「大洪水の前に」でドイッチャー記念賞を日本人初、歴代最年少で受賞した大阪市立大学大学院経済学研究科准教授斎藤幸平。
「 環境危機、気候変動を放置すれば、この社会は野蛮状態になるだろう。それを阻止するためには資本主義の際限なき利潤追及を止めなければならない。」
 晩期マルクスの視点から「資本論」を再読したことで初めて見いだした「脱成長コミュニズム」論を展開する待望の一冊。
 読むぞー。

2021年1月1日金曜日

2021新年おめでとうございます。

 



新年おめでとうございます。
「自然破壊や温暖化で野生動物が追い詰められた結果、野生動物と共存していたウィルスは人の社会に入り込み、密集した都市から世界の隅々へと広がった。現代社会は新型コロナウィルスにとって格好な条件がそろっている。」
そしてコロナは格差社会の弱い部分を直撃しています。医療崩壊は社会崩壊への一歩です。
感染防止という目先の対策の重要性とともに、大資本の利益のための大量消費、環境破壊を招いてきたグローバル経済からの転換を見据えることが重要と考えます。
 今年も宜しくお願いします。
2021年1月1日
 石川眞男