2010年3月24日水曜日

軍服は語るー井上肇の作品


「昭和に生きた人間の証言として、決して陽の当たることはないとしても、描かなければならぬことのひとつと信じて描く」と作者井上肇さんが書き寄せた画集をご子息の井上健先生からいただいた。1枚、1枚の絵の重さに、戦時下を生きた人々の想いをたぐり寄せ、未来を軍服がのし歩く社会にさせないための大きな拠り所の一冊として大事に味わいたい。

午前は芝根小学校の卒業式に参加した。私自身の母校でもあり、知っている子も何人かいたのでより身近な卒業式に感じた。卒業生は73名、「水澄む利根と烏側 相(あい)おう上に開けたる わがふるさとは 上野(かみつけ)の南にあり 名は芝根」の校歌は時代を越えて歌い継がれている。3月は卒業式シーズン、中学校、幼稚園が終わり、29日は保育園の卒園式、そして4月は入学式と続く。

 夕方、シネマテーク高崎で「他がため」の鑑賞後、27日から始まる「高崎映画祭」の準備に余念のない志尾さんたちスタッフを訪ねた。土田君、山田高崎市議がいて、しばらく雑談、28日の授賞式に来る監督や俳優の出迎えの手順などを検討していた。華やかな裏では神経戦が続いているのです。大変だけど止められないんだと思うよ。癖になっちゃってるよ、きっと。映画祭の成功に向け、私も少しくらいのお手伝いはします。

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