2010年3月27日土曜日

平居先生を自宅に見舞う。

午前中は藤岡市鬼石町浄法寺の御園保育園の卒園式、17名の子供たちの卒園を祝うファミリィーな雰囲気で保護者、職員、来賓が自然体でいられる雰囲気だった。子供の数が少ないからだろうか。どこへ行っても課題は尽きない。来賓の関口茂樹県議と雑談、この時期どうしても選挙のことや八ツ場ダムの話になってしまう。

 午後は昨日退院した平居先生の自宅を岩城さんと見舞う。先生は元気な様子で病院での治療やら生活を話してくれた。「唯物論者は病気になると大変だよ」。信仰に逃げ込み、現実を紛らすことができないからという意味だ。ベッドのそばには「武装せる予言者・トロツキー」が置いてあり、娘さんに少しずつ読んでもらっているという。奥さんに案内され2階に行くと、窓際以外は本棚でマルクスの資本論は勿論、宇野弘蔵全集、大内力著作集、他社会科学系書籍が整然と並んでいる。学者の研究室のような部屋だ。
 「レーニンがもう少し元気で生きてくれたらロシア革命はこんな状況にはならなかったろう。俗物スターリンが権力を握った事が決定的だった。トロツキーはやはりすごい革命家だね」などと話してくれた。体調が良くなったら最終講義をしたいけど、質問に答える形になるかもしれないので、質問を集めて欲しいということになった。私は先生からいただいた本「戦前のファシズム」さえまだ読み終えていない始末だ。
何はともあれ明日は先生の63歳の誕生日、おめでとうございます。

 一昨日、志尾さんから頂いた「モギマサ日記」を半分ほど読み進んだ。茂木正男さんとは6年ほどだが土田君と含めて結構、本音のつきあいをさせて頂いた。私の後援会ニュースにも映画論を書いてもらったり、玉村町で5回行った映画上映会もみんな茂木さんに手配して頂いたものだ。読み進んで行くと、知っていたことも少しはあるが、むしろ知らなかった事の方が圧倒的に多い。夢多い熱く深い人だった事は確かだ。熱いところに人は集まる。茂木さんは文化ヤクザですよ。その茂木さんを映画をほとんど観ない常見次郎さんがしっかり支えているのも面白い。絶妙の二人、そして意志を継ぐ志尾さんの成長と、それぞれ状況と格闘しながらも映画文化の最先端で市民に勇気を与えてくれている。
明日の授賞式に備え、常見さんが今日退院する。無理をしないで椅子に座っているだけにして下さい。

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