2010年12月1日水曜日

「ヒーローショー」「川の底からこんにちは」上映は不敬罪にならないよねえ。

中井ひろし議員が国会開設120年を記念する式典に際し、秋篠宮夫妻に「早く座れよ」と言ったとか言わないとかで大騒ぎになっている。中井センセイに関しては、ろくでもない議員くらいの認識しかないが、「土下座してお詫びしろ、しなければ懲罰だ」と渡辺みんなの党代表、そうあの「アジェンダ」のおじさんがすごんでいる。
皇室に関しては、思考が止まってしまう連中が、皇室への忠誠心競争に熱を上げているようでは世もおしまい。この勢いでは戦前の「不敬罪」さえ復活しかねない。「四民平等」はどこへ行った。
 「真の文明は人を殺さない」とは明治政府とたたかった田中正造の言葉だ。田中の街頭演説を若い頃聴いていた布施辰治は弁護士となり、大日本帝国の圧政で苦しむ庶民や朝鮮人に加勢してたたかう人生を選択した。多くの人々を貧困や精神疾患、自殺へと追い込んでいる現文明は真の文明ではない、と私も思う。では、正していこう。
 そこで紹介したい。土田企画、「ヒーローショー」井筒和幸監督、「川の底からこんにちは」石井裕也監督の2作品を来年2月13日玉村町文化センターで上映することを企んでいる。只今料金設定を検討中。
先行きの見えない若者の現実をえぐり出し、そこから見えるささやかな希望に光を当てている必携の映画だ。「所詮、私なんて中の下ですから、中の下じゃない人生送っている人なんているんですか」
 格差社会の生きにくい現実を直視することから始めよう、井筒和幸監督も参加します。こんな事をしながら忍び寄る「不敬罪」におびえるのかなあ。

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