2011年9月4日日曜日

日本風景 思い出は風に乗って 

日本風景 思い出は風に乗ってーこれはシネマまえばしの8、9月号パンフの題だ。古い時代の映画の数々を小見さんが拾い出して見せてくれている訳だがこれが面白い。
「むかしの歌」はもうすでに消えてしまっている当時の町並みや風景、叙情をフィルムに収めていてくれる。「喜劇・大安旅行」は確かに喜劇だが、4両の車両を引いて山を登る時の機関士を演じる伴淳三郎の姿は当時の本物の機関士が見てもうれしく思えるほどの迫力だと思う。車掌を演じるフランキー堺だって、デートの時にさえ、出発駅の時刻から途中駅、終着駅までの時間を口癖のように言う様子はたいしたもの。俳優にはそう簡単に誰もがなれるもんじゃないとつくづく思う。
 今日は「歌う弥次喜多黄金道中」高田浩吉と伴淳だぜ。色男高田浩吉に全然見劣りしない伴淳は本当にすごい。歌はうまいし女にゃ弱い、いいキャラだ、好きだねえ。トニー谷、高峯三枝子、花菱アチャコとかすごい時代の役者がそろっている見応えのある映画だ。
「我が家は楽し」「東京物語」も泣かせる。こういう作品を見て、新自由主義政策でみんな追い込まれている余裕のない現代社会から目を覚ます契機にして欲しい。
 午後は前橋公園で「さよなら原発 繰り返すな原発震災9.4群馬県集会」に参加、開始前ものすごい豪雨があったが集会、デモの時は止み、比較的涼しい中での市街デモとなった。

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