2011年9月11日日曜日

井筒監督迎え9.11前夜祭

井筒監督の突然の来町はいつものことだが、今回もそうだ。昨夜8時過ぎの招集でも行ってみれば三々五々仲間が集まり、熱い話に花が咲いた。内容もラジカル(本質的)だから興味のある人には面白い。前橋からも小川晶さんが来て、井筒節でこってり教育されていた。みんな今日の高崎市内デモ参加予定者で、「デモに監督も来てよ」と言うものの、「甘っちょろいデモなんぞには行かんわ」。
 話題のひとつ、福島原発周辺の町を「死の町」と言った鉢呂発言に対しては、言葉狩りが過ぎるのではないか、実際いつ住民が帰れるか分からず、地域が草むら、山野と化し、ペットや家畜が放射能汚染の中、野生化している状況は「ゴーストタウン」と言っても過言ではない。むしろ「死の町」の現実を見据えた上で、このようになってしまった原発事故の原因と責任を問い、解決する道を探ることに関心を向けるべきで、本質的な意味も含む言葉としての「死の町」という語感に対する反感だけでの批判は当たらない。そこに住んでいた人たちのことを思うと「死の町」という言葉は酷だなどという感情論こそ、危険な原発事故から目をそらすことになってしまうことに気づくべきだ。いつもこのレベルで終わってしまうから日本社会は進歩しない。勿論、鉢呂自身どこまで考えた上での発言か分からないが。
とまあ、賑やかな議論ですよ。
 場所を変えて解散したのは午前1時、最後は朝鮮問題だから時間がかかるのは仕方ないけど、困難な問題を直視する姿勢には敬意を表したい。

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