2011年9月30日金曜日

鬼石町の町おこし映画上映会

運動会もいよいよ本番、17日小学校3校、24日幼稚園2園、27日の中学校2校に続き明日10月1日は保育園5園、2日(日)は芝根、南小の2校そして9日の町民体育祭となる。暑さも一気に収まり、15日に熱中症で小学生が倒れた酷暑が嘘のような気候の変化だ。秋本番ということか。
 今日は戦没者追悼式、毎年のことだが戦争の風化を恐れる。日本人犠牲者300万人と一言で言うけど、ひとりひとり数えたら数え切れない。まして日本による侵略戦争の犠牲者アジア諸国で2000万人余、これもすごすぎる数だ。誰にも人生、生活があったことを描いた映画「一枚のハガキ」を思い出して欲しい。
 韓国との関係では従軍慰安婦の問題は解決されず(日本政府は日韓協定で解決済みとの見解だが私は違う)、まして北朝鮮・朝鮮民主主義人民共和国とは国交さえも未だになく、拉致事件を理由に経済制裁を課すな


どという悩ましい状況だ。在日朝鮮人は人質であるかのような言論さえもある。このような状況を何とか打開しないといけない。これまでのやり方では一歩も進まなかったくらいのことはわからなくちゃ。「青い拉致バッチ」をつけていれば免罪されるとでも思っているのだろうか。威勢だけいい「軍艦外交」では何もすすまない。方法を変える時だということ、それ以外に打開の道はない。
 中国でも旧日本軍が埋めてきた爆弾や化学兵器の処理が続いている。
海外で犠牲になった兵士の遺骨収集は進まず、「戦後は終わっていない」にもかかわらず日本人犠牲者に対してだけの追悼式であってはならない。戦争犠牲者を英霊という美名で棚上げしてしまうことは、彼らの本意では決してない。「間違った戦争政策には異を唱えろ」と言う言葉が聞こえないか。

そして藤岡みかぼみらい館での「しゃんしゃんしゃんしゃしゃしゃんしゃん」の上映会は満席で藤橋誠監督やオール出演者の舞台挨拶あり、バンドの生きのいい演奏もありと、ご機嫌な試写会だった。
鬼石町を舞台にした、ほとんどの出演者が素人の映画だが完成してみればなかなかなもの、満願石や三波川、古い町並みをうまく使い、アニメ部女子生徒の一夏の祭り体験とその中での少しばかりの成長を描き、鬼石町と若者の未来を希望づける。
「玉村町でも上映してよ」「玉村町でもつくったらいいのに」の声を聞き流していた訳ではない。

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