2012年10月21日日曜日

「鬼に訊け」(宮大工・西岡常一の遺言)群馬会館で上映」


  評判の映画「鬼に訊け」が10月28日、群馬会館で午前10時、午後2時の2回上映される。
 「1000年の檜には1000年の命があります。建てるからには建物の命を第一に考えなければならんわけです。風雪に耐えて立つ、それが建築の本来の姿やないですか。木は大自然が育てた命です。1000年も1500年も山で生き続けてきた、その命を建物に生かす。それが私ら宮大工の務めです。」
 明治41年奈良県生まれの西岡常一。法輪寺三重の塔、薬師寺金堂・西塔の再建を棟梁として手がけ、飛鳥時代から受け継がれていた寺院建築の技術を後世に伝えた「最後の宮大工」。平成7年没。
 シネマテークたかさきで一度観たが、この機会にもう一度観る。

 北京・平壌の旅行から帰って3日ほど、時差はないが、色々感ずるところもあり、それに浸っているといえば聞こえはいいだろうか。
 きれいに清掃された平壌の街並みに比べ、我が家ときたら草だらけ。秋になれば枯れるだろうと放っておいたが、勢いこそなくなったがまだまだ青々としている。
 少しは草むしりをするか、と始めたものの1時間程度で、疲れ、そして飽きてしまった。
 雑な性格が自分でもよくわかる。これでよくもこの年まで世渡りをしてきたものだ。

 
平壌・朝の通勤風景
 疲れたときはどっぷり岡林信康がいい。「チューリップのアップリケ」、「手紙」、「もずが枯れ木で」、「私達の望むものは」そして「自由への長い旅」。
 
[いつの間にかわたしが わたしでないような
枯れ葉が風に舞うように 小舟がただようように
わたしがもう一度 わたしになるために
育ててくれた世界に 別れを告げて旅立つ
信じたいために 疑い続ける
自由への長い旅をひとり
自由への長い旅を今日も]
 
 

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