2015年8月15日土曜日

戦後70年 沖縄は問いかける「沖縄 うりずんの雨」ジャン・ユンカーマン監督

6年ほど前に行った竹富島の浜


映画「沖縄うりずんの雨」

《私たちは沖縄のことを、どれくらい知っているのだろう?

「老人と海」で与那国島の荒々しくも美しい自然と風土を捉え、「映画日本国憲法」で平和憲法の意義を訴えた、アメリカ人映画監督 ジャン・ユンカーマンが真の平和を求め、不屈の戦いを続けている沖縄の人々の尊厳を描いた渾身のドキュメンタリー。
 1945年4月1日、アメリカ軍が沖縄本島に上陸。6月23日(現在の慰霊の日)まで12週間に及んだ沖縄地上戦では4人に一人の住民が亡くなりました。本作は、当時同じ戦場で向き合った元米兵、元日本兵、そして沖縄住民に取材を重ね、米国立公文書館所蔵の米軍による記録映像を交えて、沖縄戦の実情に迫ります。また、戦後のアメリカ占領期から今日に至るまで、米軍基地をめぐる負担を日米双方から押し付けられてきた、沖縄の差別と抑圧の歴史を描き、現在の辺野古への基地移設問題に繋がる、沖縄の人たちの深い失望と怒りの根を浮かび上がらせます。》

「沖縄を『戦利品』としての運命から解放する責任を負っているのは、沖縄の人々ではありません。アメリカの市民、そして日本の市民です。その責任をどう負っていくのか、問われているのは私たちなのです」とはジャン・ユンカーマンの言葉。

 敗戦記念日の今日観るには最適の映画だったかもしれない。
 歴史を誤魔化そうとしても誤魔化しきれず、誰が何を言っているのか分らなくなってしまった安倍首相の「戦後70年談話」は彼自身の混乱の極みを表している。。
 その中で「いかなる武力の威嚇や行使も、国際紛争を解決する手段としては、もう二度と用いてはならない。」と言うなら戦争法案は不要だ。オウンゴールも近い。

「沖縄うりずんの雨」はシネマテークたかさきで8月21日まで上映

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