2017年12月25日月曜日

右でも左でもなく前へ。 ん?

40年の眠りから覚めるか
B7が押さえられなくなっていた
能古島の片想い

 何やら弦もさび付いたギターを引っ張り出した。本もボロボロ、コードも忘れていた。
「一緒に歌いましょうよ」
堀越啓仁の一声で思い出してしまった。

 学生の頃、ひとり旅はユースホステル、どこに行っても吉田拓郎と井上陽水ばかり。
拓郎・青春の詩:喫茶店に彼女とふたりで入ってコーヒー を注文することああ それが青春 映画館に彼女とふたりで入って彼女の手をにぎること ああ それが青春 繁華街で前を行く いかした女の娘をひっかけることああ それが青春 すてきな女に口もきけないでラブレターを書いたりすることああ それが青春. Go Go クラブで汗だくになって踊り疲れることああ それが青春 グループサウンズに熱中して 大声あげ叫ぶことああ それが青春 フォークソングにしびれてしまって反戦歌をうたうこと ああ それが ...

井上陽水なら「能古島の片想い」、岡林信康は「自由への長い旅」が気にいっていた。 
 そう、あの頃熱かったぜ。羽仁五郎の講演、戸村一作の集会、赤尾敏の数寄屋橋でのアジ演説も聴き、荒畑寒村と北小路敏の対談も読んでいた。毛沢東著作集、金日成本まで買い込み、意気込んでいた。
 「右でも左でもなく前へ。」そう、まさに中道を歩んでいた。こういう主観の世界が大切。


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