2010年1月19日火曜日

世界の未来予想図は

FMたまむら出演に伴う収録について準備を始めた。議員活動について、具体的にどんな細かいことを言おうかと構えると、私の場合は時代認識的なところから入ってしまう癖がある。この姿勢こそが基本と考えるからだ。
 若い国会議員がしたり顔で、現代を明治維新の激動期に例えて高説を垂れる。「そのくらい大変な時期を見事に収めるから黙ってみていろ。」と言わんばかりだ。幕末から明治が封建社会から資本主義社会への激動を指すのだとしたら、現在の激動をどういった変革期とみているのかが説明できていない。混乱をもたらしている根源的原因が資本主義そのものにあることを理解しようとしていない。
 「日米同盟の深化」という言葉が使われ出した。日米同盟とやらが未来永劫続くかのような論調だが歴史を概略知れば、それは不可能なことだと知るはずだ。1945年の敗戦まで日本は「鬼畜米英」として戦争をしていたその相手だ。まさに「昨日の敵は今日の友」か。没落するアメリカ帝国主義との同盟を深化してどこへ進もうというのか。世界の未来予想図は、平和を求めるひとりひとりの自覚と行動の中にある。権力者が決めてくれるものではない。
 

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