群馬県玉村町の町長「石川まさお」のブログです。 「瞬間」と「悠久」は決して対立的な言葉ではなく、「瞬間の中に悠久」が、「悠久の中に瞬間」はあります。何かと対立関係で世の中を見ようとする流れに抗すべく、みんなが集える庵を構えました。 新自由主義政策により社会の格差が広がり、荒んでいくのをくい止めるべく、地域に根ざした活動をします。
2010年5月1日土曜日
竹林の中へ
28日は前橋市議会議員の三森和也さんの結婚を祝う会に出席、角田義一さんや多くの仲間とお祝いした。参加者が多すぎて会場を二つにして、当人がそれぞれの会場を行ったり来たりという落ち着かないパターンだけど、それも三森さんらしいほほえましいひと時だった。素質があるだけに今後の彼の大きな飛躍を期待したい。1区選出の宮崎議員も2月に結婚し、夫婦で参加していた。
29日は3度目の竹の子取りへ。急に決まったため声掛けも不十分のなか、富岡市にある関口さんの実家の山へ6人で出かけた。小雨模様だったが竹藪の中まで雨が落ちてくることはほとんどなかった。とにかく山には慣れていないので、現場に行くのも疲れる。今年の天候不順の影響か、どこにも竹の子があるという状況ではなかったが、それでも悪戦苦闘の結果、結構な収穫があった。帰る頃には太陽が戻った。
竹の子狩りの楽しさは、山に入り、竹林の中に身を置くことにある。竹林から上を見上げると、まっすぐ伸びる竹の先に見える空の青さと深さが、なぜか安心感を与えてくれる。ときどき足元に届く陽射しは神秘的ですらある。自然の中に生きていることを謙虚に実感できる。それを感じるだけでも山はいい。
「カテインの森」が今日から上映、ポーランドは1939年9月1日にドイツに、17日にソ連に侵略される。ソ連の捕虜になった約15000人の将兵が行方不明となり、43年春、カテインの森で遺体が発見された。ドイツはソ連の仕業としたがソ連はドイツによる犯罪とした。戦後、ソ連の衛星国になったポーランドでは、この事件について語ることを禁じられていたが、1989年ポーランド雑誌が証拠を提示しソ連による行為と暴露した。2年後エリツイン大統領は、スターリンの命令によったものと言明した。
圧倒的な暴力で機械的にポーランド将兵を虐殺していく様子は戦争と命令のむごさ、又それに従うしかないソ連兵の身の置き所のない状況を現している。
ロシア革命の夢はスターリン反革命により完全に打ち破られ、今も社会主義は誤りとして多くの人々はとらえている。この観点から言えば、スターリンの罪はヒトラー以上だ。
ひとつの歴史を、戦争の罪を考える意味で是非観ることを進めたい。
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