2010年6月12日土曜日

「所信表明}神野直彦先生の出番かな

菅新首相の所信表明演説の一部をラジオで聞いていた。「強い経済、強い財政、強い社会保障」という言葉を聞いて、もしや、神野直彦さんがかかわっているのかな、と直感的に感じた。今朝、新聞をみると、やはりそうだった。
 群馬県議長会の講師として2年前に神野先生の講演を聴いていた。私が講師接待役だったので20分ほどだが、2人で話す時間があった。自民党政権の最中だったが、先生は明確に小泉、竹中路線を批判し、高額所得者の税率を引き上げることを主張していた。政府税制調査会専門家委員なので、委員にもまともな人がいるものだと思っていた。
北欧社会のような「高福祉・高負担」の国もちゃんと経済成長しているとし、経済成長や雇用対策の一方の軸に社会的正義、言い換えれば、格差是正や所得の平等の分配の観点を主張していた。
 このような観点から政権運営すれば、経済政策は劇的に変わるはず。しかし取り巻きの閣僚には新自由主義の信奉者も多いので、どれだけ神野路線で進められるかということが課題だろう。
 
それにしても、安倍元首相は「菅内閣は社会主義政権のようだ」といい、群馬県の中曽根議員は「菅首相は左翼的」と批判しているらしい。菅直人が左翼で社会主義者だとしたら左翼が大泣きし怒りまくるよ。こんなデマしか言えなくなった自民党は歴史のくず箱行きだね。

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