2011年1月5日水曜日

あきれた「イージス艦4隻で日本列島を固めろ」論

賀詞交歓会が文化センター大ホールで盛大に行われた。貫井町長あいさつも説得力あるもので今年にかける意欲が感じられた。宇津木議長も井田県議もいい。しかし、石関たかしはひどい、あらためてその危険性を露わにした。「イージス艦は一隻2500億円で、4隻買って、尖閣沖に2隻、北方領土に2隻配備すればいい」などというではないか。「菅内閣をだらしない政権」と言いなし、その突破を訴える。ナチスのファシスト突撃隊そのものだ。軍艦外交を煽る姿は戦時中の「愛国・軍国少年」だ。これまでも保守政治家はいくらでもいた。しかし、実際の戦争を体験している世代は、その余りの残酷さゆえ、戦争回避の道を政治の中で探ったものだ。後藤田正晴しかり、宮澤喜一しかり、野中広務しかりだ。彼らは憲法擁護で戦争のない道を求めた。
しかし、戦争体験のない世代の観念右翼は始末が悪い。国益のための戦争ならやってやろうじゃないか、と鼻息を荒くする。「戦争も辞さない姿を見せて」世論を扇動しようとする。そういう手合いが国会議員になるのだからたまらない。
 民主党群馬県連がまとまる訳がない。菅政権を「だらしない」というなら民主党を脱党し、野党として攻撃すればいい。
 これから進むべき道を誤らないためには、我々自身が戦後政治はどこから出発したのかを思い起こす必要がある。

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