2011年5月16日月曜日

ポーゴ軍団のプロレス興行から井筒監督との語らいの場へ






町内でのジャズコンサートもあったが、何しろ久しぶりのポーゴ軍団のプロレス興行を優先した。ポーゴこと関川さんは高校の2年先輩、60才だぜ。まだやってんだからすごいよ。10年ほど前、本庄市で観たのが最後だった。あの時は場外乱闘どこではなく、会場の外まで追いかけ回し、あらかじめ決めていた車をボコンボコンにするという大騒ぎぶり。よくできた見せ物だった。翌日スポーツ紙には「ポーゴ・駐車場で車を徹底破壊し大暴れ」と出る。
八百長相撲で頭を痛めている相撲界だが、「国技・神技」などと格調高く納めようとするから、あたふたするのだ。楽しい見せ物興行くらいに考えればいい。
プロレスを八百長批判する人はいない。そんなことわかりきっているからだ。大仁田厚、グラン浜田、ジャガー横田にダンプ松本とくれば名前ぐらいは誰でも知っている。まだ現役の豪華スター勢揃いのショーだから楽しめばいい。さすがにキューテイー鈴木はいなかった。八百長試合とはいえ光る技を持っていなければ観客は入らない。随所に切れ技をみせてくれるレスラー集団の興行はやはり相当の鍛えがないと持続できない。
 メインイベントの8人タッグはすごい、ほとんどルールなしの一本勝負、ポーゴは火を吐き、鎌で相手の額を切り、鉄条網で殴りかかる。リング上でたたかっている者はいない状態。それがまた楽しみで慣れた客は「これを使って下さい」と椅子を渡し、また「これを使って下さい」とゴングを差し出す。セコンドの女子プロレスラーが「これは勘弁して下さい」と返す場面もある。みんな楽しんでいるんだ。栗原君は初めてのプロレス観戦だったがいたく満足のご様子。
 会場入口で小川晶さん、会場内で後藤あらたさんに会った。こういう猥雑な見せ物興行に来る人は面白い。「石川さん、知事選への支援お願いします」と言われれば「怪しい場所であったのも何かの縁」と妙な親近感すら覚え、「任せなさい」と言ってしまうところが失敗の始まりと分かりながら言ってしまった。

 夜は井筒和幸監督が来るとの連絡があり、ホルモン屋へ行ってみれば、すでに始まっていた。しかし今回はちと違う。新作映画の出演者の役どころのイメージを深めるため、山田ゆきお高崎市議とジックリ話し込んでいた。国鉄の分割民営化当時の労働運動の現場を知っているということで、監督がわざわざ来たのだが、山ちゃんに会うなら高崎で会えばいい。しかし、玉村町へ来るには監督なりの理由があるのだ。群馬県のマネージャー役土田文月がいるし、懇意のホルモン屋がある。合併しない町ということも気にいっているのだ。
くせ者とは決して思わないが、私以外、色の濃い連中が結集した夜だった。
 追伸、6月11日の「原発なくてもエエジャナイカ大行進」の呼びかけ人を井筒和幸監督は喜んで受けてくれた。原発はコントロールできない。いよいよ危険だぞー。

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