2011年7月27日水曜日

淡々と生きたいが四苦八苦な局面にも直面する毎日

淡々と毎日が過ぎていく、などというもんじゃない。やりなれない仕事が重層的に押し寄せ、それも急ぎのものばかりなので四苦八苦と言うところ。

1.道路用地についている古い抵当権(休眠抵当権)の抹消、それも抵当権者が3人いて住所は群馬県と埼玉県、供託地が2ヶ所ということに。共同担保関係にある何筆かの所有者が違う場合、所有者ごとに供託することに。

2.後見人が被後見人に代わり、被後見人所有土地に対して行う抵当権設定について、家庭裁判所の許可の要否につき、居住用のとらえ方がなかなか難しい。被後見人保護の観点から広く解釈しているようだ。ハウスメーカーは一刻も早く建設資金を回収したいゆえ、非居住用地として許可なくてもいいと主張、しかしそうはいきません。法務局も熊谷管轄のため移動にも時間がかかってしまう。

3.そこへ来て会社の資本増資について、自宅の土地と建物を現物出資したいという相談があった。当然500万円を越す評価だ。あまり複雑な事をすると手間暇ばかりで、かえって高くつくとアドバイス、裁判所が関与する事になると、実際時間もかかる。

4.滞納についての相談が2件、延滞金についての苦情が2件、確かに年14.6%は高い。それも1円の値引きもしないのだからこれもすごい。(納税の秩序を維持し、税の公平性を保つためにもこれ以上の滞納を放置する訳にもまいりません。)だとさ。
 時給800円程度、年収200万円以下の人がどれほどいるのか考えた方がいい。1200万人をはるかに越えている。ギリギリの生活の中で、突然のの出費があった時、滞納してしまうことはあるだろう。税の公平性を言うなら、賃金の公平性を一緒に言わなければならない。
 法務省・社会を明るくする運動で「やり直せる社会に賛成です」という標語をあちこちで見る。やり直せない社会を作ってしまったのは誰だ、自覚がなさ過ぎる。

5.息子の離婚相談、これも当事者ではないので難しい。親心はわかるけど、まずは本人同士の自覚から始めなければいけない。

等々さまざまなことに接するたびに社会は動いていると実感させられる。一生は一度だからスローに味わいながら生きたいものだ。しかし、現実はその逆になっているから、これを変えなければいけないとしてもがいてしまうのだ。

 

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