2011年8月20日土曜日

21日(日)広瀬隆講演会 玉村町文化センター

会場11時30分、12時から歌やダンス、麦わら帽子の会による朗読劇「伸ちゃんのさんりんしゃ」等が始まる。
そして、1時からいよいよ広瀬隆さんの講演会となる。時間は約3時間だそうだから、聞く方も構えた方がいい。それほど広瀬さんは訴えたいのだ。
 3月11日の震災と福島原発事故は今だ収束の目途はたたず、一体どこまで広がって今後どのようになってしまうのか、と多くの人が不安と怒りのなかで生活している。
人々をこのような塗炭の苦しみに追い込む原発は人類とは相容れないものとして、改めて認識し直した。
 原発推進勢力が政治と経済を握り、「安全神話」を人々に強制し、その結果、このような惨事を招いた。しかし、彼らは、事ここに至っても原発を推進しようとしている、中には核兵器に転用する能力確保のため原発は止められないなどと明け透けに発言する政治家もいる。
 広瀬隆さんに講演依頼した理由はここにある。中途半端な原発批判ではなく、真実に根ざした徹底批判、そのことにより原発推進派から憎悪の対象となりながらも一歩も引かず闘い続けるその姿勢こそが今、我々にも求められていると考えたからだ。
幸い角倉県議が広瀬隆さんとの人脈をもっていた。そのことにより実現した講演会だ。今後反原発運動をするについても、「確信」をもって運動する事が第一に求められる。その意味でも重要だ。
 たったこの瞬間も、原発事故の収束のため多くの原発労働者が福島原発現地で命がけで働いていることを忘れてはならない。彼らを平然と使い捨てる感性の原発推進派には嫌悪感を覚えるだけだ。
 広瀬隆著「原子炉事件爆弾」を読み終えた。この本は昨年8月に出版された。その一部を書く。
【科学的・論理的に考えれば、周期的に到来する東海大地震は間違いなく起こることであり、これを否定する人間は、電力会社にも一人もいない。その時に、浜岡原発が破壊され、取り返しのつかない末期的な事故が起こる可能性は、ほぼ100%と言ってよい。これは、時限爆弾の爆発を待っている、ということになる。私たちが分からないのは、その時限爆弾が、いつ爆発するようにセットされているか、その時刻だけなのである。】

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