2011年12月15日木曜日

来年3月11日震災1周年を期して、脱原発群馬・10000人集会を企てよう。

昨日、新聞各紙に玉村町議会の「脱原発の意見書」採択の記事が載ったためか、いろんな人からの問い合わせが相次いだ。どれも議会はよくやっているという内容だ。原発に危惧を抱いている人たちにとっては、大きな励ましになったようだ。小さな子どもを持っている人たちにとっては、他人ごとではない。勿論、大人たちにとってもそうだが。
 問題は、原発事故の本当の深刻さを正確に政府は伝えていないことだ。「収束作業の成果は大きく、停滞や被害は小さく」とまるで「大本営発表」だ。
 事実、「廃炉まで30年」と言ってきたが、今になって「40年」という言葉が出てきた。事故は地震ではなく津波によって引き起こされたなどと繰り返していたが、それもウソだったことがばれてきている。
 危険極まりない福島原発の事故収束の見通しが全く立たないなか、原発輸出などという政府は許せない。人道に反する行為だ。
 反原発のたたかいは長くなるが、師走の桐生デモをやり抜いた勢いで、来年3月11日には、群馬平和運動センターなど多くの市民団体、個人が連携し、高崎市で「脱原発10000人集会とデモ」を企画している。
 放射能は人を差別しない。思想や支持政党の違いなどにこだわっているときではない。団結して原発を止めること、その大きなうねりをつくり出したい。
 フクシマと連帯し福島市民と気持ちを同じにしてすべての原発を停止させ、廃炉にするための民衆運動をつくり出す必要がある。

 米紙タイムの「パーソン・オブ・ザ・イヤー」(今年の人)は「抗議者」だ。
昨年12月のチュニジアから始まった中東の民主化運動「アラブの春」は、エジプト、リビア、シリア等へと波及し、アメリカでは反格差社会デモとなり全米を席巻し、今、ロシアでも反プーチンの大衆デモとなり、事実、政権を倒したり、追いつめている。中国とてその例外ではない。
 「現在の世界の有り様」に対する「抗議」のうねりの高揚期、そういう歴史情勢に立ち会っていることを認識する必要がある。

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