2012年1月24日火曜日

府民が橋下徹前大阪府知事に96億円賠償せよと訴える

何を言っても聞く耳を持たない橋下の態度がまるで「変革者」のように見えるのだろうか。自民、公明、民主までが「維新の会」の些細な動きにまで異常と思われるほど反応する。
 真実、彼は無責任な人物だ。
 橋下は大阪城近くの府庁舎を、埋め立ての人口島である咲洲(さきしま)で事実上破産状態になっていたWTC(ワールドトレードセンター)ビルへ全面移転させようと2010年6月に85億円で購入、改装工事、一部移転費用含めて11億円を支出した。しかし、昨年3月地震で、震度3にもかかわらず、350ケ所以上の補修を要するなど耐震性への不安を露呈した。府民や専門家などから相次いで安全性、防災拠点としての問題性などを指摘され、昨年8月全面移転は断念された。
 この間、議会は二度にわたり移転案を否決しており、議会を軽視した橋下の強引な手法は首長として大いに問題、として橋下前府知事に対し96億3000万円の損害賠償請求するよう松井現知事に求める訴えだ。
 府市二重行政の非効率を叫びながら、一方で橋下のこのような巨額の税金無駄使いを放っておいていいのか、ということで府民がいよいよ動き出した。
 3月2日には「WTCビルの購入と庁舎移転に費やされた巨額の税金を橋下前知事から取り戻す会」の正式発足総会を兼ねた記念講演、決起集会が開かれる。

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