2014年1月12日日曜日

成人式から「水になった村」上映会場の中之条へ

たまたんもお祝いの成人式




 今年の成人式が晴れやかに玉村町文化センターで行われた。もうすでに平成生まれの人たちが当然成人となるのだから、昭和は遠くなりにけり、ということか。玉村町、今年の成人は533人。
 モラル正しくおとなしい成人式を賞賛の声だけで祝っていいのか。
 よい子、従順さばかりで生きていける平和的な環境が若者達を待っているのか。
 怒りや疑問をぶつけることができる人間に成長することを望む。
 
 
 還暦になっても怒り一杯の私は、一路、中之条ツインプラザホールでの大西暢夫監督作品「水になった村」の上映会へ。
 岐阜県徳山村のダム建設に関し、町から戻り、ダム湖となって沈む村で生活するジジババを撮ったドキュメンタリー映画。
 そこは暮らしの知恵や技の宝庫で、沈むには惜しすぎる豊かな自然界があった。
 しかし、今はもうダム湖となり、昔の面影はない。
 
 八ッ場ダムの本体工事を進めようとする動きがある。治水的にも利水的にももう八ッ場ダムは要らない。
「ここまできたのだから完成させなければ」などという言葉は未来の世代に対しての冒涜だ。
 これまでどれだけの税金を投入し、自然破壊を進めてきたのか、打ち壊された自然と引き替えにできる八ッ場ダムは、地域社会の生活を無視した「洪水よ、我亡き後に来たれ」という無責任なマネー資本主義の姿となって現れるだけだ。
 八ッ場ダム本体工事を止めるための運動はまだまだ続く。

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