2014年2月28日金曜日

極右安倍政権、その代償が高くつきそうだ

アンネ・フランク像(アムステルダム)は希望だ
「はだしのゲン」を読み伝えよう
 過ちを犯したときは謝罪する、この道徳の基本を日本社会は忘れようとしているのか。
「政府の行為により再び戦争の惨禍が起こることのないように(日本国憲法前文)」憲法を制定したのではないのか。
 その政府が口実を付けながら、集団的自衛権容認の解釈変更に突き進み、戦争する国づくりを進めている。
 子供たちにどの面下げて、道徳教育などと言えるのか。
政府の目指す国家政策としての戦争に忠実につき従う子供をつくろうとしていることは明らかだ。歴史への逆行だ。
 安倍政権になってからの反動的な動きは急で、世界が危険視する極右内閣となってしまった。
 安倍政権は中国侵略戦争、朝鮮植民地政策と軍隊内性奴隷強制の事実さえ直視できず、侵略を居直る姿勢に、韓国、中国は厳しく反発する。被害国として当然のことだ。
 もう過去のことだろう、では決してすまないことにすら気付かない愚かな政権は、高い代償を支払うことになるだろう。
 過去の負の歴史を背負うことも政治、それができてこそ国際社会から信頼される。
 事実としての歴史認識を根底に置き、政治、外交は進めなければいけない。そのイロハが欠如している国会議員が多すぎる。

 韓国では戦時中の朝鮮人徴用をめぐり日本企業への訴訟が提起されてきたが、中国でもその動きが出てきた。
また中国人民代表大会は9月3日を「抗日戦争勝利記念日」、12月13日を「南京大虐殺犠牲者国家追悼日」とした。
 これまでは日中関係に配慮して、決定を見送ってきた中国政府も、安倍政権の対応のひどさに対抗したといえる。

 一方、TPP交渉で日米が激突している。安倍政権のアメリカへの強い抵抗の意味をアメリカは、「日本の対米抵抗、反逆」として正しくも感じ取っている。
 その背景には、安倍の靖国参拝に象徴される歴史認識(侵略戦争の居直り)は明らかに世界の戦後秩序の否定につながっているし、そのことに強い違和感と警戒をアメリカはもっているからだ。反米極右政権ということだ。
そしてその認識は急速にヨーロッパにも広がりつつある。

 さて都内の図書館で「アンネの日記」や関連本、ナチス批判の本が破られる事件が多発している。
「はだしのゲン」を小学生の目に触れさせるな、などという主張と連動するもので、全く、浅はか極まりない事態が起きている。
<ユダヤ人虐殺がウソとなれば、南京大虐殺や慰安婦問題も全否定でき、日本は悪くなかったと主張できる>とんでもない発想だ。愚かというしかない。
 史実を架空のものに仕立てようとする空気が、都知事選に極右・田母神を出馬させ、それとタッグを組む極右・安倍政権の支持層になっている。
 「ヘイトスピーチ」「ヘイトクライム」などという恥ずべき差別扇動が公然と出てくる時代は行きついた時代ということ。
 世界から孤立した戦前から何も学ぼうとしない連中に、私は一切付き合うつもりなどない。
 

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