群馬県玉村町の町長「石川まさお」のブログです。 「瞬間」と「悠久」は決して対立的な言葉ではなく、「瞬間の中に悠久」が、「悠久の中に瞬間」はあります。何かと対立関係で世の中を見ようとする流れに抗すべく、みんなが集える庵を構えました。 新自由主義政策により社会の格差が広がり、荒んでいくのをくい止めるべく、地域に根ざした活動をします。
2014年2月9日日曜日
大雪で自宅軟禁状態の一日
風邪などの体調不良以外、一日中自宅にいることはまずないのだが、昨日の大雪にはギブアップ。
昼も大雪のため外へ出ることもできず、自宅で本を読んだり、外を見たり、横になったりと長い一日だった。
しかし、こんな時でも何かを考えだす。
思い出し、取り出したのがこの本、田中伸尚著「ドキュメント昭和天皇」全8巻(緑風出版)だが、まだ4巻までしか買っていない。
3巻までは読み終えたが、4巻目がまるで進まなかった。そのうち読もうとは思っていたが、なにせ長いので気乗りがしなかったというのが正直のところ。
しかし、時節柄(安倍政権の歴史認識が世界中で問題視されつつある)、昭和の戦争の実態を改めて知る必要があるだろうとして昨日から読み出した。
《「大東亜戦争の目的完遂に努むべし」ー1944年7月小磯・米内両大将に組閣を命じた天皇は、こう言い放った。サイパン島を失陥、連合艦隊も事実上、壊滅状態となり、日本の敗戦が決定的となったにもかかわらず、天皇の戦意は依然として衰えない。天皇制の崩壊を恐れた宮中グループは、主戦派の東条を放逐し「国体護持」のため密かに「終戦工作」を開始する。
小磯首相は、「レイテが天王山」と絶叫、連合艦隊は最後の決戦を求めて壊滅、「狂気」の特攻が始まる。
サイパン島から出撃するBー29は、連日のように本土を空襲し、遂に首都が炎上する。
「もう一度戦果を・・・」と呟く天皇を嘲笑うように、沖縄に連合国軍が迫る・・・。》
膨大な一次資料と綿密な取材で昭和史のタブーに挑む大河ドキュメント第4弾がこの本。
改めて第1巻から読み直そう。
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