2015年1月10日土曜日

なにかにつけ、トホホの安倍政権は「12歳の少年のよう」

 「日本人は言ってみれば12歳の少年」と言ったのはマッカーサーだったが、なるほどということが次々、安倍政権のもとで起きている。
 昨年の沖縄県知事選で当選した翁長沖縄県知事との面会を安倍政権は拒否している。
 辺野古基地建設に反対していることが原因だが、選挙という形のなか、正当に選ばれた知事に対し、「考え方を変えるまでは会わない」そうだ。これが国を預かる最高権力者の対応か。
 まして戦後70年、厳しい基地負担のなかで生きてきた沖縄県に対して、更に辺野古基地建設を受け入れろ、という強権姿勢は見ていて情けない。大人の政治ではない。
 秘密保護法や集団的自衛権容認の閣議決定時も言っていたが、「国民に丁寧に説明し理解して頂く」という言葉はどこへ行った。鼻からそのつもりも、能力もないということ。
 もうひとつ、先日、京大熊野寮に住む学生が他の大学の敷地内に入ったことを口実に、3桁の機動隊を動員して、熊野寮を強制捜索した。
 軽微な行為を口実に学生の政治活動を機動隊の力で弾圧しようとする安倍政権は何を怖がっているのか。
 革命思想の自由すら許さない、という時代錯誤の政権対応はまるで断末魔の幕末のようだ。
 新自由主義のなかで社会が行き詰まり、未来の展望が見いだせないなか、未来を生きる学生が時代を語り、政治を語り、どんな社会に住みたいか考え、行動することは当然のこと。
学生は階級の触覚だ。
 学生運動の高揚をこれほど恐れる政権は、思慮の全くない「12歳の少年」にも劣る。
 マッカーサーも言ってくれたぜ。

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