2016年3月20日日曜日

山口二郎教授、講演で現実政治を暴く。

文化センター入り口にドーンと看板
講演前の打ち合わせ後に角倉県議と懇談
中里知恵子さんの主催者あいさつ
太田から長谷川嘉一さんも駆けつける
沼田市議の高山敏也さんは石川の司法書士仲間
中里宅での懇親会は微に入り細に入り

 昨日の山口二郎法政大学教授の講演会には、玉村町文化センターに150人が参加して、その「講義」に聞き入った。
 これまでの政権に比べ、安倍政権の際立つ危険性、アベノミクスの破綻と格差拡大による社会の危機をアメリカの衰退構造も含めて語っていただいた。
 それに対して若者やシールズなどの学生が登場し、広範な国民の怒りの結集軸をつくりだし、反撃すること、特に7月参議院(衆参同日選)でのたたかいは重要で、保守県群馬で統一候補が出せれば、それだけで全国に元気が波及すると述べた。
 巨大世論が政党を突き動かす時代が来たということだろう。
衆議院群馬3区から立候補予定の長谷川嘉一さん、群馬県議会の角倉邦良さん、加賀谷富士子さん、沼田市議会の高山敏也さんも足を運んでくれた。勿論、地元議会議員も私を含め3人がこの時間を共有した。この上州、熱くせんといかんなあ。

 その後、中里知恵子さん宅での交流会、ここでは小人数ゆえの豊かな内容の交流を持つことができた。
 付け加えれば、講演後の質疑に関し、「法政大学の学生運動のこと聞いてみようか」と参加者の1人から相談を受けた。
「ここでは刺激的すぎるから止めてよ」と言ったら彼女、「尖閣列島問題で戦争するくらいなら尖閣列島を中国にくれてしまえ」と意気のいい質問していた。山口教授、「ずーっと棚上げでいいでしょう」。大人です。 
 法政大学の学生運動についていえば、現在の全学連委員長は法政大学生(退学処分)で、先日、不当逮捕されたが、完全黙秘非転向で不起訴釈放された6人の学生のひとり。
シールズに話は及んでも全学連となると、多くの人は腰が引けるようだ。
 私は質問を控えていただいた後ろめたさもあり、交流会の席で山口教授に、映画「フランス組曲」の話をした。
 〈1940年、ナチスドイツ支配のフランスの田舎町、ドイツ軍の暴虐に抵抗し1人のドイツ兵を市民が殺した。実行者が見つからないと、「市民5人を処刑する」という命令が市長に下り、交渉の結果、市民5人に変わり市長が処刑された〉
 この報復の残虐さの前に、抵抗へのためらいが当然出るが、それを乗り越えてレジスタンスはナチスとたたかいパリを解放した。
 全学連の学生は反戦運動の厳しさをも自覚している若者とみる。頼もしいかぎりではないか。

 
 

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