2017年1月4日水曜日

謹賀新年 「世界をゆるがした十日間」を読み返そう

 新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

 晴天のうちにあけた2017年は、元日に地元箱石の貫前神社に手を合わせ、9時からの新年会に臨んだ。
 6時起きして東京、読売、上毛、朝日の各新聞に目を通し、そこからの記事の内容を含んで新年のあいさつをさせていただいた。
 その後、妹家族と一杯やった後は、できるだけ知り合いに会わないようにして3日までを過ごした。
 4日からはいろんな人に会わねばならないのだから、3日くらいは透明人間でいたかったのだ。しかし、病気以外では家にいたことのない人間なので、そこは自由奔放に。
 そして、今朝、大山になってしまった洗濯物の中から、靴下を探すこと20分、靴下は続々見つかるのだが、左右が合わない。似たような物はあっても左右一致しない。それでも3足ほどのペアは探せたが、これほど、靴下探しに時間がかかるとは思いもよらなかった。
 「家事は大変なんだから。夢みたいなことばかり、言ってんじゃないよ」という家人の声が聞こえそうだ。

 夢みたいなことで申し訳ないが、各紙そしてテレビ、ラジオも声をそろえて、「今年は世界が大変なことになるかも知れない。行き過ぎたグローバニズム経済、富の極端な遍在が、そこから疎外された人々に排外主義を呼び覚まし、戦後作り上げてきた国際協調主義が壊れるのではないか」等々。
 富の分配があまりに極端なことを、圧倒的少数者の圧倒的利益のため圧倒的多数の人々が犠牲になっている事実を誰もがわかっているはずだ。しかし、だれも言わないのには驚いた。
今年はロシア革命から100年の節目ということを。
 本棚にあるはずのジョン・リード著「世界をゆるがした十日間」を探したのだが、見つからない。30年ほど前に読んだが、今また読む必要があると思ったからだ。ということで、本屋で注文した。
 1917年ロシア革命に立ち会った著者が描いたもので実に内容豊かに革命の実体を伝えている。
 世界で資本主義が行き詰った今こそ、汲めども尽きないロシア革命の意義、その後のスターリン主義の極めて大きな過ち、それらすべてを教訓化し、新たな時代へ向かう姿勢こそが求められているのだろうに。

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