2018年1月4日木曜日

ゆったりと仕事始め/ 真理は人を自由にする

書家・羽鳥小慧さんが書いたもの
国立国会図書館

「真理がわれらを自由にする」
《この言葉は、国立国会図書館法の前文「国立国会図書館は、真理がわれらを自由にするという確信に立って、憲法の誓約する日本の民主化と世界平和とに寄与することを使命として、ここに設立される。」の一部です。国立国会図書館の設立理念ともいうべきもので、東京本館のホールに、日本国憲法制定時の憲法担当国務大臣でもあった初代館長金森徳次郎の筆跡で刻まれています。
国立国会図書館法案が議決された昭和23年2月4日の衆・参両議院本会議での説明を見ると、「国立国会図書館は、知識の泉、立法のブレーンになる。あらゆる材料をここに集め…文化の促進をはかり、産業の高揚をはかる仕組である」(中村嘉寿衆議院図書館運営委員長)、「従来の政治が真理に基づかなかった結果悲惨な状況に至った。日本国憲法の下で国会が国民の安全と幸福のため任務を果たしていくためには調査機関を完備しなければならない」(羽仁五郎参議院図書館運営委員長)という趣旨のことが述べられています。
むろん、民主主義は、ひとり国会議員が情報を持つことにより実現するわけではありません。国民が情報を持つこともまた民主主義の不可欠の要素です。このため、国立国会図書館は、「真理がわれらを自由にする」の理念の下、国会に奉仕するとともに、国民の情報ニーズにも応える機関として位置づけられています。
なお、この言葉は、法案の起草に参画した羽仁議員がドイツ留学中に見た大学の銘文に由来し、その銘文は、新約聖書の「真理はあなたたちを自由にする」(Η ΑΛΗΘΕΙΑ ΕΛΕΥΘΕΡΩΣΕΙ ΥΜΑΣ ヘー アレーテイア エレウテローセイ ヒュマース ヨハネによる福音書8:32)に由来するといわれています。》国立国会図書館ホームページより転載。

 書家の羽鳥小慧さんから「座右の銘は?」と聞かれ、迷わず応えた言葉が「真理は人を自由にする」。
その言葉が形となって事務所に届けられて来た。
 この言葉は、羽仁五郎、戸村一作の本などから知っていた。特に羽仁五郎が参議院議員だったとき、戦争を阻止できなかった原因をここに求め、格調高く書き込んだもの。 
 これで迷い無く余生を送れる。とは言っても、真言宗養命寺の檀家として、また箱石貫前神社の総代として、ミックス人生を迷いながら送ることになるのだろうが。
それでも、「真理は人を自由にする」

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