2019年1月3日木曜日

新年は剥き出しに、そしてラジカルに東京散策

板橋駅を降りてすぐにある近藤勇の墓
歩いて巣鴨駅に行く途中のとげ抜き地蔵・高岩寺
吉原神社の仏像
吉原の説明書きに見入る
吉原神社での狐舞い
狭い境内だが参拝客は多い
遊女たちが弔われている淨閑寺
延命寺の首切り地蔵
小塚原の説明書き

 新年は地元箱石の貫前神社に参拝し、箱石地区の新年初会から始まる。
 そして2日は自由日となり、今年は東京方面巡り。
栗原君に「板橋の刑場跡や江戸時代の刑場跡を巡りたい」とリクエストしておいたら、このコースが選ばれた。
 まずは板橋駅を降り、すぐの所にある近藤勇の墓。何人かの人が来ていた。すると、見知らぬ人が、「処刑地まですぐですから」と、自分の車を道路上に置いたまま案内してくれた。そこは少し高台で墓から50メートル程離れているが、今は面影すらない。近藤勇の研究については他の人よりすぐれている、と自負する自称歴史家か。
 巣鴨駅まで歩く途中、とげぬき地蔵のある高岩寺に着く。参拝客や買い物客で賑わい出す頃、巣鴨駅から鶯谷駅で降りて、ラブホテル街を抜け、入谷の鬼子母神へ。そこからふたつほど寺を巡り、吉原の弁天池へ。
そこはかつて遊郭があった所、悲惨な話しが山ほどあるのだろう。説明書きをじっくり読みながら参拝する人が後を絶たない。
ほど近い所にある吉原神社では正月狐の舞いが奉納されていた。過去の全てをのみ込んで舞っているのだろうか。
 吉原からバスに乗り三ノ輪で降りると淨閑寺。身寄りのない多くの遊女たちが葬られている「生きては苦界、死しては淨閑寺」と謳われた寺だ。
 淨閑寺から歩道橋を渡れば延命寺。境内には小塚原処刑場での刑死者を弔い1741年に建てられた4メートルほどの首切り地蔵が座る。
 この社会、綺麗事だけでここまでたどり着いたわけじゃないことを改めて自覚する正月となった。

 新年おめでとうございます。今年も宜しくおつきあいお願い致します。


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