2019年8月17日土曜日

平松惠美子監督を招いての「あの日のオルガン」・シネマハウス前橋

あの日のオルガン出演者
あいさつする平松惠美子監督

《第2次大戦末期に保母(保育士)たちが幼い園児たちとともに集団で疎開し、東京大空襲の戦火を逃れた「疎開保育園」の実話を戸田恵梨香と大原櫻子の主演、山田洋次作品の多くで脚本、助監督を務めてきた平松恵美子の監督、脚本により映画化。
戸田が保母たちのリーダーとなる板倉楓役を、大原が天真爛漫で音楽好きな保母の野々宮光枝役をそれぞれ演じる。》
 戦争は、前線での軍隊同士の消耗戦だけではなく、兵士を送り出す、前線から遠く離れた山里までにも、多大な悲惨が及ぶことを、保育園児の疎開を通して見事に描いている。
 シリア内戦や世界中での紛争、貧困から起きる犯罪等々の現実世界を見るとき、また、極端なヘイトが国家と人間を分断して二進も三進もいかない現状を知るにつけ、一見の価値ある映画と言える。
 今日は平松惠美子監督の舞台あいさつもあった。
  シネマハウス前橋で9月13日まで上映。
 

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