2021年6月5日土曜日

映画「戦火のランナー」・シネマハウス前橋


「難民からオリンピック選手になったグオル・マリアルの不屈の人生に迫るドキュメンタリー。内戦が続くスーダン。8歳のグオル・マリアルの両親は息子の命を守るため、苦悩の末に幼い我が子を村から逃がす。武装勢力に捕まったグオルは走って逃げることに成功し、難民キャンプに保護される。やがて運良くアメリカへ移住することができたグオルは、初めて走ったマラソンで2012年ロンドン五輪出場資格を得るが、建国されたばかりの南スーダンには国内オリンピック委員会が存在しなかった。“国のない男”と呼ばれ出場が危ぶまれるグオルだったが、国際オリンピック委員会は、個人参加選手として彼の出場を認めた。こうして栄光の舞台に立ったグオルは、祖国南スーダンの人々の期待を背負って走り出す」

この作品がシネマハウス前橋で上映されている。上映初日に観ることができた。戦火の中で死んでいった多くの人々と祖国南スーダンのために不屈に走り続けるマラソンランナーには圧倒される。そこにはアメリカという国の底の深さと厳しさも垣間見える。

今、スーダンの陸上選手たちがオリンピックに向け、ホストタウン前橋で練習している。コロナ禍でのオリンピックはともかく、今後も友好と連帯は強めて欲しい。

シネマ前橋で25日まで上映されている。



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