2012年4月4日水曜日

したたかにしなやかに抵抗の日々

「したたかに しなやかに」とはかつて佐高信さんから本にサインして頂いた時の言葉だ。
今日一日の予定を記す。
年のせいだろうか、最近は朝も早く起きてしまい、6時前から約一時間利根川沿いを散歩する。今年は寒さのため、桜のつぼみもまだ固く、花が咲くのはいつになるやらと言ったところ。
 新聞は読売、朝日、上毛、東京を読む。その都度、読売、朝日は断っているのだが、販売所側も何とか継続を、と品物攻勢をかけ、連れ合いのせいにしては悪いが断れなくなってしまっている。では少しでもまともな東京新聞も、ということで4紙購読。つきあいで赤旗新聞も見ているので朝は忙しい。聖教新聞も何回かつきあいをしたが、性に合わないので1月も購読しなかった。

 東京新聞で「この道」と題する瀬戸内寂聴の連載が載っているがこれを楽しみに読んでいる。大杉栄と伊藤野枝を中心に綴っているのだが、非常に興味深い。
大杉とともに28歳で憲兵大尉甘粕に虐殺されるというすさまじい野枝の死に方に瀬戸内は強く惹かれたという。青鞜の時代から書き綴る。
大杉は当時「フリーラブ」を実践したのだから、あきれるというか、すごいというか、並みの人物ではなかったようだ。
 大逆事件の際、大杉は獄中にいたので難を逃れた。外にいたなら必ずや大逆事件の渦に巻き込まれていたであろう人物、いずれじっくり彼の生き方を読んでみたい。

朝日新聞には、大阪府立和泉高校の卒業式の記事が載る。教頭が壇上と逆方向の教職員席を向き君が代を教職員が歌っているか口の動きを監視しているのだという。
国家に従順で忠実な教職員がどんな教育をしてしまったかは、戦前の軍国主義教育をみれば明らかなはずだ。色んな教職員がいることが社会の縮図である教育現場としてふさわしい。
 教育現場が調教の場と化さないためにも教育現場に余裕をと叫びたい。

昨日、角田義一弁護士から電話があり、父・角田儀平治先生の映画のチケットの件で午前中にお邪魔する。
儀平治先生のスケールは悪いけど角田義一さんを凌いでいる。
現実に儀平治先生を知っている者として上映会の成功に少しでも役立ちたいと思う。
 その後、平和運動センターに行き、5月3日の憲法意見広告への名簿を提出、その足で、4月21日午前10時から群馬の森の中にある「記憶、反省、そして友好」の追悼碑前での第9回追悼集会への参加手続きをする。

 夜は佳境に入る高崎映画祭へ。
したたかに、しなやかに抵抗の日々です。

1 件のコメント:

  1. いつもお世話になっております。
    時々拝読しておりましたが、初めてコメントします。

    私も瀬戸内の連載(東京新聞)を読んでますよ~
    昨年、自主上映された’弁護士・布施辰治さんを観た中で、大杉栄、野枝さんを知りました。

    またお話を聞かせてください。 KIM

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