2014年4月16日水曜日

協同労働の「だんらん」を視察

福祉施設・だんらん上柴

                       とうふ工房前での総務常任委員

「協同労働の協同組合法」法制化への理解を深めるため、朝から深谷市にある「とうふ工房」、「だんらん上柴」、「だんらん」、「ほほえみ」を訪問視察した。
 日本における労働環境の大きな変化により、働くことに困難を抱える人々が増大し社会問題となっている。そんななか、「雇う、雇われる」関係ではなく、働く人々が出資し、経営に参加して仕事を作り出す「協同労働の協同組合」の活動が地域に広がっている。しかし、根拠法がないため、組織を作っても法人格が得られず、金融機関からの融資や自治体からの委託業務を請け負うことなどが困難となっている。
 そのための法制化を求める意見書を提出するよう求める陳情が玉村町議会に提出されたのを受けての視察となった。
 総務常任委員会全員で現実に運営されている協同労働の現場を尋ね、その実態に触れることが出来た。
 まず、全員参加の共同労働現場での参加者の意識の高さに注目したい。
 地域の課題解決に向け雇用やコミュニテイーを創出する積極的な姿勢が目立った。
 利潤追求一辺倒の社会の対極にある本来の労働の意味を考えさせる運動と言えるのではないか。
 そんな時代がそこまで来ていることを気づかせてくれる意味ある視察だった。

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