2014年4月20日日曜日

「記憶、反省そして友好」の追悼碑を守る会の集会

朝鮮学校の子供たちも歌で参加
群馬の森に立つ慰霊碑こそ国際友好の碑だ。
佐藤知也平壌・龍山墓地墓参団団長
追悼碑を守れ、と訴える猪上輝雄さん

 19日高崎労使会館で「記憶・反省そして友好」の追悼碑を守る会の第11回追悼集会・出版記念会が行われた。
 《20世紀の一時期、わが国は朝鮮を植民地として支配した。また、先の大戦のさなか、政府の労務動員により、多くの朝鮮人が全国の鉱山や軍需工場などに動員され、この群馬の地でも、事故や過労により尊い命を失った人も少なくなかった。
 21世紀を迎えた今、かつてわが国が朝鮮人に対し、多大の損害と苦痛を与えた歴史の事実を深く記憶にとどめ、心から反省し、二度と過ちを繰り返さない決意を表明する。
 過去を忘れることなく、未来を見つめ、新しい相互の理解と友好を深めていきたいと考え、ここに労務動員による朝鮮人犠牲者を心から追悼するためにこの碑を建立する。
 この碑に込められた私たちの思いを次の世代に引き継ぎ、さらなるアジアの平和と友好の発展を願うものである。
    2004年4月24日
       「記憶 反省 そして友好」の追悼碑を建てる会》
 
 この言葉が書かれている追悼碑が群馬の森の県有地にある。
政府の行為による強制労働なのだから、この碑が群馬の県有地に立てられることはむしろ当然のことだ。
 極右・安倍政権下、戦前の歴史を日本の有利なようにねつ造しようとする動きが顕著になり、この碑に対しても撤去を要求する声がある。
 全く歴史に逆行するこれらの動きに対し、群馬県は毅然と跳ね返し、歴史に恥じない対応をする必要がある。
 会場で平壌・龍山墓地墓参団団長の佐藤知也さんと会い短時間だが話をすることができた。
身をもって戦争のことを知っている人だけに、この追悼碑のことを高く評価してくれたことはうれしい。
 
 
 
 
 
 

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