2014年8月16日土曜日

敗戦記念日の金曜日集会、多様な集まりで反戦集会模様に

お盆の集会は賑やかに
歌「イマジン」は全体の基調となった
あいさつするプラデイーブ監督
参加者とくつろぐ監督
日本山妙法寺の安田行純法尼も参加

 金曜日高崎駅西口行動は、インドの反原発映画「ハイパワー・大いなる力」の製作者プラデイーブ監督、日本山妙法寺の安田行純法尼の参加も得て、多様な金曜日行動となった。
 敗戦記念日でもあり、豊かな内容あふれる反戦集会となった。とにかく侵略戦争の実態を少しでも知れば、戦争などと言えないはずだ。
 一方、戦争推進勢力は、敗戦当時から、閣議決定(昭和20年8月15日付)で「戦争関連の証拠隠滅を決定・命令していた。
特に「動員計画」を中心に証拠隠滅をしている点で、いかに悪らつな動員=強制動員だったかうかがい知れる。強制連行の記録もこうして証拠隠滅された。
 このことは群馬県史にキチンと書かれている。
「戦時中の関係書類(動員計画・資源・反英米思想・国民組織・軍需生産関係資料など)はことごとく焼却せよとの命令が出て、県庁・各市町村・各学校等すべての官公庁で数日間の焼却処分の作業が続いた。」(戦時下の群馬県民759ページ)
 強制連行や従軍慰安婦はなかったなど荒唐無稽な言いがかりをつける連中がいるが、笑止千万。こんな連中の主張に屈服し、群馬の森の朝鮮人追悼碑の撤去を決定した群馬県はその決定を取り消し、追悼碑を守る責任がある。
 「日本を取り戻す」と戦前にあこがれる安倍政権は、集団的自衛権容認に踏み込み、福島原発事故さえなかったかのように原発再稼働の強い衝動にかられている。
 しかし、そんな事ができようはずがない。
福島汚染水問題で、政府と東電が「切り札」としたどれもが失敗している。
 汚染水から放射性物質を除去するはずのアルプスは故障ばかり、しかもトリチウムは残ったまま。地下水バイパスを強行したが、汚染水は減っていない。
 鳴り物入りの凍土壁は氷を入れても、ドライアイスをぶっ込んでも全くダメ(配管も凍結してダメ)、19日に「ダメでした」と発表する流れとか。
 いよいよ極まった安倍政権と東電、「汚染水ではなく、『放射性物質を含む地下水』『放射性物質を含むたまり水』と表現をかえて汚染水問題から逃亡しようとしている。
 もう一つ重要なことは、福島の子供たちの甲状腺ガンが89人にもおよび、そのうちの50人は福島県の正式発表でも、甲状腺以外の他の部位にもガンが転移していること、触診でもわかるほどガンが大きくなっている痛ましい現実。
 インド首相を迎えて原発売り込みどころではないはずだ。
 
 一国の首相が戦没者追悼式で加害責任に言及せず、不戦の誓いもしなかった。この中に安倍政権の危険性がある。
 戦争をしようと決断しているからだ。だから福島原発事故の被害が大きくなっていることを国民に知らせようとしない。
 国民の命を守ろうなどということは思っていない。1%の支配層が生き延び、天皇制が守られればいい、と思っているだけだ。
 しかし、そうはならない。そうさせないために、多くの人々がたたかいを開始している。
 
 
 

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