2010年4月11日日曜日

政治の季節が始まるか


昨日「立ち上がれ日本」という新政党ができた。「家出老人の集まり」とか「立ち枯れ日本」とか言われているが、とにかく次の選挙には出られないほどの高齢者が集まり、しかも「国家主義的観念」を前面に押し出しての路線では時代錯誤も甚だしい。他にも新たな政党の話も出ているがどれも右派政党ばかり、これが日本の現状かと嘆くことしきり。新自由主義を問題にすることなしに未来はない。

昨日、高崎音楽センター前広場で蓮舫参院議員を招いて富岡由紀夫議員の街頭演説会が開かれた。7月参院選に向けての演説会だ。民主党には基本軸で自民党と重なる政策がかなりあるため、投げたブーメランが自分の所に飛んでくるような状況になりかねない。リベラル系議員は推すけど保守系は勘弁してよの思いだ。
何度も言うけど小選挙区制度はいけません。民意が政治に反映されないんだから、大雑把に集約されるから、変えるべき大きな所は変わらず、枝葉末節で小競り合いを演じるだけ。イギリスの小選挙区制も座礁しているようだ。
 例えば「普天間問題」。県外移設、国外移設で神経すりつぶしているが、「普天間基地閉鎖、撤去」で腹を固め、これが民意、国民の意思、政権交代の意味としてアメリカと交渉し、押し切るしかない。アメリカの属国として世界中の戦争につきあわされるなんてまっぴら御免という態度で臨むことしかない。


 昨日、ポーランド政府専用機がロシアで着陸に失敗し墜落、大統領夫妻を含む大勢の人々が死亡した。70年前に起きたポーランド将兵2万人以上をソビエト軍が虐殺した「カチンの森」事件の慰霊祭のための訪問だったという。なんと皮肉なことか。「カチンの森事件」は当事者の息子が監督として映画を作り上映されている。期待していた映画だけど複雑な思いで観ることになるだろう。

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