2010年5月29日土曜日

もう25年が過ぎたのか

 今日、群馬司法書士会総会が開かれ、いわゆる「25年表彰」を受けることとなった。同期が13人いた。伊勢崎支部は私と木村康弘、小茂田浩一郎、小林晃の4人の会員、前橋支部は大澤正光さんだ。みんな元気だしまだまだ仕事もできる。しかし、25年という年月の過ぎてみれば早いこと、私も50代半ばを過ぎてしまった。特に大澤さんとは、前橋市立図書館で受験勉強をした縁もあり、また真面目で強欲のない性格も幸いして今だに互いに仕事の相談をしあっている。一緒に勉強をしたといっても、同じ部屋の別の机でそれぞれ本に向かっていただけのことだが、あの時間、あの期間を共有したことの意味は大きいと感じる。当時、一緒にいたのは他に坂内さんもいた。そして今、弁護士として活躍している人もいる。
 当時、朝9時から夜7時までの間、実質8時間は本を読んでいた。100円のボールペンのインクが1週間ほどでなくなるほどノートに書き手で覚えた。とにかく、あの当時の集中力を思うと我ながら感心する。
 開業当時はまだ申請書もタイプライターの縦書き、数字は漢数字だった。登記簿もブック方式で1筆の閲覧申請で何筆かの登記簿をのぞいていた。今は電子申請と隔世の感がある。

 これからどんな社会がくるのか予想することはなかなか難しい。地球の存命時間はまだまだ長いのだから、後先を考えず、未来を食いつぶすような競争の中に埋没することなく、ゆっくり味わい深い人生を送れるような文化社会、経済社会を築き上げるべきとつくづく思う。
 誰もがそうだが、同時代の人の生きている現在は未来との関係では過渡期ということ。様々な事象と格闘し合いながら時代は動いていく。だから複雑で面白い、決してデジタル社会などではない。

0 件のコメント:

コメントを投稿