未来に希望を持てず、事件を起こしたり、自ら人生を閉じたりと、散々な状況の若者達だが、こんな状態をいつまで続けていていいはずがない。長い歴史の過程で見れば、現在は資本主義の最末期なのだ。新自由主義という怪物を退治できれば明らかに大空が開ける。新しい社会を見据える目と勇気こそが求められている。
そこでこの2本の映画上映会を挙行する。
「川の底からこんにちは」 学校を卒業してから5年、5つめの会社に勤めている佐和子、つきあった男は5人目で子連れときた。最後は父親の経営するシジミ工場で「どうせ私は中の下の女ですから」と居直りながら格闘する毎日を描く。差別・格差社会に生きる大勢の人々に送る賛歌。石井裕也監督作品
「ヒーローショウー」 井筒和幸監督の力作だが、観客動員は弱い。しかし、内容は現代社会の矛盾のしわ寄せをもろに受けている若者達をストレートに描いている作品。なんとしても若者に向き合って欲しい現実を描くことにより、若者に対するエールと現代社会を痛烈に批判した傑作。
若い連中に観て欲しい2本だ。
2月13日(日)玉村町文化センター小ホール、
午前10時20分から 「川の底からこんにちは」
午後1時30分から「ヒーローショー」
上映後 井筒監督とのトークショー
チケット 「川の底からこんにちは」800円
「ヒーローショー」とトークショー 1200円
共通券 1700円
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