2010年12月19日日曜日

連合群馬議員懇談会第21回定期総会とその後

高崎市ビューホテルで「連合群馬議員懇談会」が開かれた。後藤かつみ県議が「公契約」の具体的事例を挙げて講義をした。委託先の労働者の最低賃金などをキチンと決めて指定管理者と契約をするなどが必要、さもないと委託先での勤務条件が悪化し、かえってサービスが落ちかねないことを懸念してのことだ。
 定期総会、懇親会で多くの議員仲間と交流した。連合群馬の北川会長とも話し、大澤群馬県知事が無所属で再選を目指しているが、連合群馬へも推薦依頼をしてきたことについて、「推薦をしたら足下を完全に見られる」という私の意見に同意してくれた。なにせ協調路線で頼りないところのある連合だけに、そのくらいの決断はして欲しい。自民党とたたかう連合推薦議員の力が抜けてしまう。
 懇親会の後、シネマテーク高崎で「ばかもの」を観た。糸山秋子原作を映画化したもので高崎市が主なロケ地、というのが売り物だが、内容は結構よかった。初めて知ったセックスに溺れるのは若者の常、「セックスを知り始めて大人になったと大喜びすること、ああそれが青春・吉田拓郎」なのだ。それらが素直に表現されて違和感がなかった。
 結婚が決まっていた額子は、ヒデをその気にさせながらも、決まっていた相手と結婚した。その後ヒデは何人かの女性とつきあうが、どうしても心の底に額子のことがあり、アルコール依存症になり周囲に迷惑をかけ続ける。
事故で片腕を失い片品村で一人暮らしの額子との再会にヒデはためらいながらも向き合う。酔ったヒデに結婚披露宴を無茶苦茶にされた姉は「あんな女、絶対駄目よ」と言うが、両親はヒデには額子しかいないと感じている。母親(浅田美代子)が反対する娘の肩にそっと手を置く場面がいい。
「一生忘れられない恋がある」初恋は周囲に反対されればされるほど二人の絆は熱くなるが、自分の経験からいってもあの時期の人は忘れられない。この映画秀作です。新年まで上映しているから観て欲しい。糸山秋子はいい作品を書いている。
 映画館を出たら、屋台ラーメンがあるではないか。久しぶりに醤油味の屋台ラーメンを食べながら見知らぬ親父さんと雑談した。

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