群馬県玉村町の町長「石川まさお」のブログです。 「瞬間」と「悠久」は決して対立的な言葉ではなく、「瞬間の中に悠久」が、「悠久の中に瞬間」はあります。何かと対立関係で世の中を見ようとする流れに抗すべく、みんなが集える庵を構えました。 新自由主義政策により社会の格差が広がり、荒んでいくのをくい止めるべく、地域に根ざした活動をします。
2011年5月2日月曜日
やっぱり原発 ダメ絶対
「やっぱり原発 ダメ絶対」のデモコールはよかったねえ。昨日のデモに何人くらい集まるのかと思っていたら、あれよあれよと500人規模のデモになっていた。廻りを見ても8割方は知らない人ばかり。やたらと乗りのいい一群が全体を引っ張ってくれていた。東電前での「ずっとウソだった」もよかったよ。
デモ後の集会にも300人以上の人が整然と参加するなど、その意識の高さにも驚いた。都合4時間を共有していた訳だから、パフォーマンスだけではないんだ。
今日になっても、友人から、講師の「太陽光発電はまるで採算が取れないという発言は2年前のデータで今は違う。また火力発電でのCO2問題につき地球環境温暖化とは直接関係がないような発言は間違っている」と指摘された。とにかく参加者は真剣なのだ。
「絶対安全」だった原発の怖さを実感しつつあるだけに、これからどうなるんだ、どうすればいいんだ、と切実な問題として考えているのだろう。
毎日、世界中のいたるところで原発から出される大量の高レベル放射性廃棄物、これらは暫定的な集積所に蓄えられている。余りに長い半減期に実際のところ「結果は未来へ先送り」というところ。未来に社会が残っていたら、人々は「20世紀のご先祖様はなんて危険なものを私たちに置き土産してくれたのだろう」と嘆くだろう。
シネマテークたかさきで28日から上映される「10万年後の安全」は放射性廃棄物の埋蔵を巡ってのドキュメンタリーだ。必見の事。
今夜は「ミツバチの羽音と地球の回転」という映画のパンフレットを買い込んだので、映画を思い出しながら読もう。山口県の上関原発に反対し続けている祝島の人々の姿を描いたもので、未来社会をイメージする資料になるのではと思う。
この不幸な原発事故を期に、ひとりひとりが勇気をもって歩み出し、国策としての原子力政策の転換を行なわなければならない。政治を動かさなければならない。群馬県知事候補者はどうするんだ。
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