2011年5月5日木曜日

高峰秀子主演「稲妻」成瀬巳喜男監督はいいねえ

午前中は「藤川をきれいにする会」主催の恒例になったマスの放流に顔をだした。曇り空であったがこのくらいが川遊びにはいいのかと言う感じだ。
 午後は、シネマまえばしで「稲妻」主演高峰秀子を観た。高峰ファンはさすが高齢になっているが30人程の入りなのだから、なかなかなもの。4人兄妹は同じ母親(浦辺粂子)のこどもだが、父親はみんな違い、性格も暮らしぶりも全く違うなかでの末娘・清子(高峰)の自立を描いている。何を言われても最後は子どものことを均しく心配し、愛している母親の姿と過去へのこだわりのなさがいい。
 帰りがけに支配人の小見さんに声をかけると、「活気があり生きる力を見せつけてくれますよね」。
好きになった男に捨てられ続けても、一途についていく女性を描いた「浮き雲」とはまた違った作品だ。

そしてまた原発のことだが、今日の朝日新聞に加納時男東電顧問と河野太郎自民党議員の話が載っていた。加納は、原子力を選択したことは間違っていなかった。地元の強い要望で原発ができ、地域の雇用や所得があがったなどと居直っている。貧しい地域にカネで押し付けたのが最初だろうに。反原発論者の河野に対しては反原発の社民党で活躍すればいいとし、「低線量の放射線はむしろ健康にいい」という研究者の声を説得力があるなどという。あきれた話だが、この論調の人が結構いるのも事実だ。人間がコントロールできない原発の事態がどのような結果を招き出すのか丁寧に明らかにする必要がある。原発がなくても電気は間に合うことをまず知ることは大切。
それにしても河野太郎の反原発論は的確だ。「核のゴミを捨てる場所がないのに原発をふやしていいのか、電力業界から多額の金をもらい政・官・産・学・メデイアが「安全神話」をつくった」と暴露する。彼も自民党だからわかりにくい。

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