2011年9月13日火曜日

地球スイングバイで「はやぶさ」は「イトカワ」へ

宇宙科学ドキュメント「はやぶさ」を観た。高崎シネマテークで16日まで開催しているサイエンスドキュメンタリ-特集の中の一作品だ。
地球の重力を利用して速度を秒速30㎞から34㎞に加速(地球スイングバイ)した「はやぶさ」は地球の軌道を飛び出し「イトカワ」に向かう。過酷環境の広大な宇宙に広がる無数の惑星から「イトカワ」を選び出し、苦労しながらも正確に着地、地表のサンプルをカプセルに入れ、地球へと帰還するまでの7年間を追うものだが迫力がある。
 宇宙で、生物まして人間のような生物が生きられる環境は地球以外にない。
(実は他にもあっていいはずだが、余りに宇宙が広大で、人間の繁栄する期間などを考慮すると、とても巡り会えないらしい。でも会ってみたいね)
 地球まさにオアシス、人間様、この環境をありがたく生きればいいものを、走り出した資本の欲望はとどまることを知らず、核戦争や原発で地球破壊すらして恥じないという世界を作り出してしまった。
 こんな状況と闘わなければならないのが現実だ。人生ノンビリ生きたかったけどね。
 11日のデモでご機嫌な歌が流れていたのでその人に「誰の歌?」と聞くと「あげますよ」と、何も書いてないCDをもらった。桐生から来たという。聴いてみると何曲も入っていて、ほとんどの曲の題名がわからない。「放射能ツヨイ、放射能エライ、誰も差別しない、誰も逃げられない」などとラップ調で続いたりする。どこで探した曲かは知らないが、みんな、それぞれのやり方で闘っているのがうれしい。

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