2011年10月30日日曜日

高崎・たまごホールで小出裕章講演会

榛名町での連合群馬の総会に引き続き、夕方、たまごホールでの京都大学原子炉実験所の小出裕章さんの「原発のウソ・汚染の真実」と題した講演に参加した。
生活クラブ生協主催の講演会で、この間の反原発運動人脈で参加させて頂いた。澤浦司法書士も来ていて、放射能、原発事故に対する怒りと不安を多くの人が抱きながら生活していることを改めて実感した。宮田恵さんにもまた会った。会場は満員。
 小出さんは40年以上原発に反対していただけあって、出世はできないが、信念は強いものがある。

止めることができない崩壊熱、
大気中に放出されたセシウムは広島原発の170倍と政府は報告しているが実態はそんなものではなく倍くらいはあるだろう。
使用済み燃料プールの今後の危険性、
核のゴミの捨て場がないのに原発を推進してきたことの罪、
強制的に避難させなければならない地域の第1次産業は残念ながら崩壊する、など丁寧に説明しながら、原子力はエネルギー浪費社会の象徴であり、エネルギー浪費社会は持続可能ではない、福島原発事故の最大の犯罪者は政府である。
そして原発に関し何の関係もない子ども達を守ることが最大の課題と主張し、この事故の教訓は原発の息の根を止めることに尽きると断言する。
良心の学者の思いを聞くことのできたひとときだ。

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