2012年2月20日月曜日

某年某月的某一天


ある年ある日、広島に行く機会を得た。厳島神社に足を運び、ゆっくり散策しながら鹿のご機嫌伺い。
平清盛から毛利元就そして徳川から現在へと続く重層の歴史に圧倒される。
無名の人々の生き死にの積み重ねがここにある。

 午後は港から船で元安川の平和公園まで行き平和記念館を久しぶりに訪ねた。
日曜日のためか、多くの若者が見学に来ていた。僧侶の団体もいた。
原爆被害の現実を若者に知って欲しい。
私たちの社会は今、過去の悲惨な事実を後世に正しく伝えることの難しさに直面してるのではないか。

 10数年前、中国南京市の南京大虐殺の記念館に行ったことを思い出した。
現地でも多くの人々が記念館に足を運び、悲惨な事件の事実を記憶に留めようとしていた。
 【前事不忘、後事之師】

 過去の歴史的事実に目を閉ざしてはいけない。
ドイツの元大統領ワイツゼッカーの言葉を銘記しよう。
【過去に目を閉ざす者は未来に対して盲目である】

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