見応えのある作品だった。
群馬県民会館大ホールでの上映会には多くの参加者があった。連合群馬関係者が駐車場係をし、また角田さんなんかの選挙に出るのかいな、と思えるほどの熱気があった。角田義一さんの人気もあるが、やはり激動の時代を真っ直ぐ生ききった父・儀平治先生への思いが強くあるのだろう。
観る前は、息子(角田義一さん)が作った父親の映画ということで、甘い評価をしていたが、いやいやすごく良い内容だった。群馬県の歴史の一時期を明確に描いていて歴史的作品といっていい。
儀平治さんは戦前、侵略戦争に反対して治安維持法により逮捕されるが、その背景にも触れ、戦後の妙義山の米軍演習場建設反対運動を猪上輝雄さんに語ってもらっているなどドキュメンタリー仕立ての作品になっている。
群馬県知事選出馬、連合赤軍事件の森恒夫、永田洋子の弁護士を受けた心境なども出てくる。
「日本国憲法は法律用語で書かれた福音書」という言葉は印象的だ。
当時、高崎経済大学で「圧殺の森」を闘った元学生たちの顔もあり、塚越紀一さんや小川晶さんなど多彩な参加者の姿もあった。
次回は5月24日(木)午後6時~高崎シテイーギャラリーで上映される。
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