2012年4月28日土曜日

白い猫でも黒い猫でも消費増税を阻止する猫はよい猫だ

小沢一郎民主党元代表に対する無罪判決が東京地裁で下された。この件に関してはうんざりと言うしかない。
小沢が好きか嫌いかを争点にして国民を巻き込み、この数年間大々的に繰り広げられてきた大茶番劇でしかない。時間のつぶし方としても最低なやり方と考える。
 自民党幹事長を経て、数々の政党を作っては壊し、生き延びてきた小沢自身が身綺麗な政治家などと考えている人がどれだけいるというのか。その過程で政治の悪の部分を知りすぎてしまった小沢は敵が多すぎるためこのような事態に追い込まれてしまったのだ。


もう裁判について語る気もしないが、裁判員制度導入と同時に改正された検察審査会制度も市民感覚をうたい文句にした一種「魔女狩り」の一面を持つ。
その辺の兄ちゃん、姉ちゃん、おっサン、おばはんをまるで正義を語る資格を持つ裁判官や検察官にでもなった気分にさせる悪趣味を実際にさせてしまっている倒錯の制度で、罪深い制度だ。


 しかし、今、小沢一郎の使い道は極めて重要だ。消費増税に突っ走る野田政権に増税阻止でぶつかっていくその力を持っているからだ。こういう力を現在持っている人物は小沢一郎しかいない。
頼むよ、いっちゃん。形だけ身綺麗で、何も出来ない口先政治家など吹き飛ばせ。


極端な格差社会をそのままにしておいて消費増税などもってのほか、300兆円の内部留保金を持つ大企業から拠出させればいい。


 白い猫でも黒い猫でもネズミをとる猫は良い猫だ、と言った鄧小平の言葉を思い出す。

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