2013年2月2日土曜日

「報道の自由度」日本53位に大後退・・「国境なき記者団」

 1月31日、ジャーナリストの国際団体「国境なき記者団」(パリ)による、国や地域ごとにどれだけ自由な報道が認められているかを表す「報道の自由度」が発表された。
 これによると、昨年は22位だった日本が53位に急落した。
エルサルバドル、南アフリカのボツワナ、台湾、韓国よりも日本は報道の自由がないという結果になった。
 主催団体からは、「日本は福島原発事故について、透明性に欠け、個別取材に対して政府などから開示される情報があまりにも限られている」「例年は上位に入っている日本の評価が急落したことは、警鐘が鳴らされたものと受け止めるべき」と指摘されている。
 事故の収束活動はこれからであり、事故原発の廃炉への道はまだ経験のないことであり、どのくらいの期間を要するか実際のところわかっていない。

 そんな中、震災復興したことを世界に示すとして、「東京オリンピック」の開催に政府、東京都は血道を上げている。こんな欺瞞があるだろうか。
 東京が安全なら震災被災地を置いてきぼりにしてお祭り騒ぎをしていいというのか。
 被災者は酷寒・酷暑の厳しい季節にさらされ、生活の再建こそを望んでいるのであり、安全地帯で開催されるオリンピックなどに関心を寄せている余力はない。
 どうしてもオリンピックを誘致したいなら福島・仙台・岩手で開催したらいい。
 原発事故を過小評価し、覆い隠そうとするかのような報道姿勢にたいして、「国境なき記者団」は正当な警鐘を鳴らした。

 午前は群馬会館で毎週土曜日午前に開かれている「原発止めよう・群馬」主催の原発勉強会に参加した。原発事故以来、毎週継続しているというからすごいことと思う。
 田島先生のネタが尽きないのには驚嘆の他ない。


一度いらしてください。乳頭温泉郷「妙の湯」の露天風呂(撮影・田中正巳の兄)

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