2013年4月13日土曜日

僕は何をやっても駄目な男です

僕は何をやってもだめな男です
昨日歩いてて犬におしっこをかけられました
ガムをかんでも 舌をかんでしまうし
トイレに入ってチャックがしまらず
オロオロしたこともありました

僕は何をやってもだめな男です
電話で彼女の母親に愛を告白しました
パチンコやってもチューリップが開いたためしなく
電車のドアにコートをはさんで
一緒に走ったこともありました。

僕は何をやってもだめな男です
エレベーターが止まらず一日上がったり下がったり
何もしないのに機動隊にはこづかれて
こわいおばさんに囲まれ
じわじわいじめられたこともありました。
          (南こうせつとかぐや姫)
 
 この曲を思い出してしまうような一日だった。
友人と手近な中華飯店で昼食をしたのはいいが、そこで手帳と小銭入れを忘れてしまい、午後の打ち合わせの時、そのことに気づいた。
その場は何とかしのげたが、忘れた原因は思い当たる。
 友人の切羽詰まった悩み事に感情移入していたこと、自分自身、仕事上で緊急に方針を決めなければならない課題を抱えていたこと、そしてその店が居心地よかったこと。
 この店での忘れ物は2度目。なんともやるせない思いだ。年かねえ。
 その上、カバンが壊れて抱きかかえなければならないことになりさんざんな一日だった。
しかし、転んでもただでは起きない。違う発想で長い間の難問を解決し、当事者を安心させることができた。
年季も入っているからね。

 今朝の新聞をみれば、安倍政権、自動車問題でアメリカに大幅譲歩しながらTPP交渉参加に合意したという記事が載っている。「国益を守る」などと大見得を切っても、本格的交渉になったとき、農産品などの関税撤廃や引き下げを迫られることは間違いないし、それへの反撃など期待しようもない。
「財政の崖っぷち」のアメリカにみんな持って行かれるだけだ。
 新自由主義政策としてのTPP参加は日本社会を一変させ、より暮らしにくくする。そんな政策につきあうことはない。

 また、「主権回復の日」などと胸を張る安倍政権だが、前橋、榛東村上空で米軍機が戦闘訓練を繰り返している。
 群馬だけではなく日本中の空を米軍機が「日米同盟」のもと戦闘訓練をし、沖縄には極端な犠牲を強いている。
 アメリカに対する日本政府の弱々しさに、まるで主権はアメリカにあるのではないか、と思えるほど。
悲しいかな、これが主権回復国・日本の実情だ。
 過去、日本に主権を大きく侵害された中国や主権を奪われた韓国・朝鮮に対してどのように向き合おうとするのか、それこそが一番の課題のはずだというのに反省はまるでない。

 阿倍ちゃんにしろ弟分のいっちゃんにしろ、世襲の甘さゆえ、地を這うように生きている膨大な庶民の姿を真っ直ぐ見つめることはできないのだろう。
 せめて、かぐや姫の「僕は何をやってもだめな男です」くらいは繰り返し聞いて欲しいもの。これぞ庶民感覚。

 

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