2013年10月17日木曜日

議員お別れ研修会

八ッ場ふるさと館からの風景
いつも賑わう草津の湯畑

 現在の議員の任期が22日までなので、引退する議員2人の慰労をかねてのお別れ研修会を草津温泉で持った。
16人全員参加だが、仕事の関係やらで独自集合も半数近くいた。
 私も基本は一人旅、八ッ場の雰囲気をつかもうと、早めに出かけたが、これから紅葉の季節、この歴史と自然あふれる地域を60年前に決定したダム建設により、ずたずたにしてしまっていいものか、と本当に思う。
 決定から60年経っても完成しないダムはもう時間切れで建設アウト、これが正しい選択だ。
 大きな流れから見ると、日本自体、人口減、治水、利水にも役立たない大型ダムを行きがかり上のメンツだけで、多大な時間と費用をかけて完成させることは、後世に対する無責任極まる行為と考える。
 何十年か先、不要になったダムを壊す作業を担わせられる世代のことも考えろ。
 
 八ッ場ダムを深刻に考えている地方議員はやはり少ない。
保守系議員の考え方は、大きく括って〈問題はあるけど、ここまで来たら造るしかないだろう。今更反対してもどうにもならない。〉
 すべての事象に対しての向き合いかたが、仕方ない、仕方ないという姿勢。
 TPP、原発、日米地位協定等々にもなると、その姿勢は一層鮮明になる。
 
〈大事な政策決定は7代先の子供たちのことを考えて決定する。〉どこかの先住民の考え方だそうだ。
 
 現代社会を生きる者が目先の利益だけに縛られ、ただ現状を追認するだけの政治ばかりをしているから、社会は行き詰まってしまうのだ。
 自然と共生する先住民の発想こそ未来を捉える。
議員も少しは変わろうぜ。
 

0 件のコメント:

コメントを投稿