2013年11月18日月曜日

産業祭から八ツ場ダム集会まで

刃物屋さんの話に聞き入る
昭和村議員と茶会でひと息
これも収穫祭、鳥に食べられないうちに柿の収穫
執念の八ッ場ダム反対集会、これが希望だ。
たたかう地理学、これでダム建設を止める

 晴天の中、玉村町産業祭が朝から賑わった。私は昭和村議会のお客さんの接待役ということで、会場をくまなく歩いた。
 山之内町、昭和村、茨城町、気仙沼からの特産品の販売もあり、年々賑やかになるようで、秋の収穫祭と言えるのではないだろうか。
 途中、刃物売り場の前でしばらく、いろいろな種類の刃物の説明を受けたり、そばを食べたり、お茶をたしなんだり、土産を買ったりとそれぞれ楽しんだ。
 
 昼からは瞬悠庵で奥深山農園の秋の収穫祭、奥深山さんを囲み話し込んだ。〈どっこい、まだまだ元気だぜ〉
 庭にある柿の木にハシゴをかけての柿もぎは楽しいものだ。
子どもの頃は柿の木によじのぼり、猿にでもなったように柿を取ったものだが、今の子どもたちは、全く無関心のようだ。
柿はうまいよ。
 
 2時からは中里宅での原発勉強会、集まる人は80歳代が多く、しかし、政治的意気込みはすごいものがある。
「何とか原発を止められませんかね。秘密保護法ができたら、戦前の息苦しい社会になってしまうよ。私は体験しているのだから」
 日本社会、政治を語らない風潮があるなかで、ここに集う高齢女性たちの元気さに押されて、予定時間をすっかりオーバー。
 高崎シテイーギャラリーでの八ッ場集会にたどり着いたときは4時になっていた。
 
 八ッ場ダムの本体工事着工が迫る中、しかし、それを止めたい、と考える人たちが全国にいることがわかる。
 ダム建設決定から60年経ってもできないダムは造ってはいけない、ということ。
 当時と経済、社会状況は激変し、ダム不要の時代となっている。
 推進派はただ、「多額の金をかけて、ここまで工事をすすめてきてしまったのだから、もう完成させるしかない」という論調ばかり。
 総工費5000億円になんなんとする問題だらけの八ッ場ダム建設だが、何世代か後には、ダムを壊す時期も来る。
1000兆円の借金国にそんな余裕はない。
後世に残す負の遺産になることは明らかだ。
 推進派は頭を冷やせ。
小野有五北海道大学大学院名誉教授の話はよかった。
著書「たたかう地理学」を買い込み読み出した。
 まだまだ抵抗の余地あり、何せ、未来が味方している。
あきらめない執念のたたかいこそが最後の勝利をもたらすことは歴史が証明している。
関口茂樹さんにも久しぶりに会えた。
 
 
 
 

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